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旭川の概要

旭川市

旭川は、道北の政治・経済・文化の中心地で、北海道では札幌に次ぐ存在の街だ。

※人口(約330,000人)も北海道で2番目の多さ。

北海道の中央部に位置し、基幹道路や鉄道路線の終起点ともなっている交通の要衝だ。 ただ、観光的には見る価値がある場所や施設は少ない。

旭川市は盆地に位置していることから、典型的な内陸性気候になっている。

即ち夏はそこそこ暑くて、冬は滅茶苦茶寒い!!

※1902年1月に日本の観測史上最低気温となる−41.0℃を記録している。

ここで旭川の歴史を少し記す。

このエリアは、中石器時代〜新石器時代である「縄文時代 (BC14,000年頃 〜BC1,000頃)」から栄えていたようで、装飾品や石器などが多数発掘されている。

13世紀ごろからアイヌ人による文化圏が形成されるが、17世紀から日本人が進出し始め、徐々に影響力を強めていく。

1869年に北海道の一部となり、鉄道の敷設などで交通の要衝・物流の集積地として発展して現在に至る。

ちなみに旭川には、“軍都”と呼ばれた暗い過去もある。

明治時代(1868〜1912年)初期より入植した屯田兵たちがこのエリアの荒地を切り開いて農地とし、そして彼らを母体としてロシアの侵攻に備えるための陸軍部隊が1901年に設置され、第二次世界大戦の集結まで続いた。

この部隊は日本最大の規模だったこともある。

なお、旭川は、美瑛や富良野に近いので、一緒に回ると効率的だ。

また、札幌から特急電車で約1時間30分、車でも約2時間程度で行けるので、日帰り旅行も十分出来る。

旭川を楽しむなら

動物園、ガーデン巡り、グルメを楽しんでくれ。

  • 動物園
    日本有数の入園者数を誇るユニークな旭山動物園は、君が動物好きだったり、子供連れだったりすれば、大いに楽しむことが出来るだろう。
  • ガーデン巡り
    旭川には、西洋風の感じの良い庭園がいくつかある。
    日本の“ガーデニングの聖地”である「上野ファーム」は訪れる価値がある。
  • グルメ
    やはり「旭川ラーメン」だろう。
    「旭川ラーメン」は、“北海道3大ラーメン”の一つで、日本全国でも知名度は高い。
    ミシュランでもビブグルマンの評価を得ている店が2つある。

アクセス

旭川駅

空港や鉄道の駅がある旭川は、北海道の中ではかなり交通の便が良い場所だ。

飛行機

日本国内では、東京(羽田):5〜7便/日、名古屋:1便/日 との間に航空路線がある。

ただし、航空会社がJALやANAなどのフルサービスキャリアのみで、競争も厳しくないので、あまり運賃は安くない。

※1〜2.5ヶ月前に予約すると”早割 “となり、かなり安くなる。

”早割“を使わない場合、札幌までLCCで行き、その後旭川にバスや鉄道で行く方が安い。

日本国外とは、台湾(台北)との間に航空路線があり、LCCのタイガーエア台湾が週2便飛ばしている。

旭川空港

国内線は、就航都市は東京(羽田)のみ。 ※夏季のみ名古屋と大阪(伊丹)にも就航する。 国際線は、台湾(台北)との間のみ路線がある。

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鉄道

「旭川駅」は、JRの4路線(函館本線・石北本線・宗谷本線・富良野線)が通るかなり大きなターミナル駅だ。

札幌→旭川

JR「札幌駅」から函館本線の特急電車に乗車、「旭川駅」下車。

所要時間は85分。

料金は4,690円。

※6時〜23時の間、1時間に1〜2便ある。

バス

高速バスが札幌、帯広、釧路、北見、紋別、遠軽、枝幸、鬼志別などとの間で運行されている。

※特に札幌との間は1日あたり40往復(※7時〜22時の間、30分に1便)もある。

かつ、料金は2,300円とJRの特急列車の半額で、かかる時間も2時間程度なので、使いやすい。

おすすめスポット

旭山動物園
画像出典:北海道観光振興機構(画像の再利用は禁止されています)

エンターテインメント

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観光

庭園

旭川には、西洋風の感じの良い庭園がいくつかある。

「梅雨が無く乾燥している」、「風が無く寒暖の差が大きい」という旭川の気候が、花の色を一際美しくすると言われている。

上野ファーム

日本の“ガーデニングの聖地”とされる観光庭園で、日本全国から観光客やガーデニング愛好家が訪れる。 約13,000㎡の敷地に、北国の気候に合う2000品種以上の厳選された花や植物が植えられている。 英国の庭造りを参考にしな […]

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上野ファーム

グルメ

旭川ラーメン村
画像出典:北海道観光振興機構(画像の再利用は禁止されています)

「旭川ラーメン」は、「札幌ラーメン」「函館ラーメン」とともに“北海道3大ラーメン”の一つに数えられており、日本全国でも知名度や人気は高い。

日本全国のみならず、海外(アメリカ・カナダ・香港・台湾・シンガポール・マレーシア・フィリピン・タイ)にも数十店舗を展開している「らーめん山頭火」のような存在もあるほどだ。

旭川市内には約200店舗ものラーメン屋があり、これは人口一人当たりでも日本有数の多さ。

旭川ラーメンは、「醤油味・魚介系と豚骨系のダブルスープ・中細の縮れ麺」という特徴を持つ。

旭川ラーメン

具体的には以下だ。

まず、スープ。

豚骨系のスープと、煮干や昆布などの魚介系のスープを合わせるダブルスープとなっている。

こってりとコクがあるが、魚介が加わっているので、意外に後味はさっぱりしている。

そしてスープの表面はラードが覆われているため冷めづらくなっている。

これは旭川という非常に厳しい寒さの土地ならではの工夫/知恵と言えるだろう

麺は、加水率が低い、色白かつ中細の縮れ麺だ。

水分が少ないから麺はスープを吸収し、また縮れているから麺はスープと良く絡む。

麺とスープの“一体感”を味わることが出来る。

そして具。

葱・チャーシュー・メンマなどオーソドックスなもので、ボリューム感もそれほど無い。

※同じ北海道でも、野菜などの具がたっぷりの札幌ラーメンとはかなり違う。

なお、「ミシュランガイド」でビブグルマンの評価を得ているのが以下の2店。

蜂屋五条創業店

1947年創業の有名なラーメン店。 この店のスープは独特の製法で、豚骨を使った出汁と鯵の煮干しを中心とした魚介出汁を取り、それぞれの出汁を冷やして不純物を取り除いてからブレンドする。 また、スープにはこの店独自の「焦がし […]

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らーめん よつ葉

2015年12月オープンと比較的新しい店だが、オープンしてまもなくミシュランでビブグルマンにも選ばれている人気店。 店主は煮干しラーメンに大いに拘りを持つ人物だ。 化学調味料を一切使わず、日本産の数種類の煮干しと昆布や鰹 […]

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あさひかわラーメン村

旭川を代表するラーメン屋8軒が出店しているラーメン専門の集合施設で、ショッピングセンターの一角にある。 各店がハーフやミニのラーメンを提供しているので、食べ比べも出来るのが良い。

旭川

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