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門司港の概要/印象

門司港は、港を中心に100年ほど前に建造された西洋建築物が多数立ち並ぶ、福岡県有数の観光スポットだ。

モダンとレトロが融合した街並みで、ノスタルジックな雰囲気が良い。

君がヨーロッパなど西洋的なエリアから来たのであれば、本物の、もっと歴史がある建物がたくさん周りにあっただろうから、わざわざここに来て“複製的な”西欧建造物を見る必要はない。

君が「それ以外のエリア出身」「時間がある」「ロマンチックな雰囲気を求めるカップル」だったとしたら、門司港は訪れる価値がある場所だろう。

洋館など西洋建築物はほとんど門司港駅の近くにあるので、短時間でたくさん見て回ることが出来る。

※洋館は、まあ大体同じようなものなので1〜2つ見れば十分かもしれない。 

 

以下で門司港と門司についての歴史を記す。

関門海峡の南岸に位置する門司は交通の要衝であり、古くより交易や戦略上の重要拠点として栄えた。

※1300年くらい前には既に「門司」という地名がついていた。

江戸時代(1603〜1868年)には一旦寂れたが、日本の近代化が始まった明治時代(1868〜1912年)に入ると、門司港の築港と鉄道敷設を契機として急速に発展を始めた。

門司港は、横浜港や神戸港とともに「日本三大港」の一つに数えられるほどになり、港の周辺には海運会社や商社などによって、現在も残る西洋建築物が次々と建てられた。

第二次世界大戦後、地域の主要産業だった石炭産業が斜陽化し、鉄道トンネルの開通により門司港地区の交通上の重要性は著しく低下したことなどから、門司は衰退の一途を辿る。

そうした中、歴史的遺産を生かして街を整備するプロジェクトが1987年にスタートし、洋館など歴史的な西洋建築物が修復/整備され、新しい観光施設、宿泊施設、商業施設なども次々オープンしたことで、門司港周辺は、人気の観光スポット「門司港レトロ」として蘇った。

 

ちなみに、門司港は小倉と近接しているので、一緒に回ると効率的だ。

お勧め/特筆事項

観光とグルメを楽しんでくれ。

観光

洋館など西洋建築物を見学したり、レトロな街並みを散策してくれ。

グルメ

海外との交流が盛んだった門司港には洋食の店が多く、味のレベルも高い。

海に面してもいるので、当然シーフード系の料理は新鮮で美味しい。

「焼きカレー」が“ご当地グルメ”で、今や全国的にも有名になっている。

門司港へのアクセス/データ

博多から門司港へ

門司港は博多から北東に約70kmのところにある。

鉄道(JR博多駅-JR門司港駅)

君がJRパスを持っているならば、「小倉駅まで新幹線+小倉駅からJR鹿児島本線利用」の“一択”だ。

JR博多駅〜小倉駅の新幹線は大体8〜15分に1本と頻繁に出ていて便利だし、合計の所要時間も約35分と最も短い。

在来線も同じくらい頻繁に出ているが、「博多駅」から「門司港駅」まで約90分もかかってしまう。

飛行機利用

門司港の最寄りの空港は北九州空港となる。

東京(羽田空港)とは1日十数便あり、沖縄とは1日1便ある。

バス

「北九州空港」からリムジンバスに乗車し、「小倉駅バスセンター」下車、JR「小倉駅」からJR鹿児島本線に乗車、JR「門司港駅」下車。

所要時間は55〜65分。

門司港

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観光

洋館

門司港駅

門司港駅は、1891年に開業し、海底トンネルである「関門トンネル」が開通する1942年まで九州の鉄道の“玄関口”として賑わっていた駅だ。 1914年に現在の駅舎が建設され、1988年に鉄道駅としては日本で初めて国の重要文 […]

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旧門司三井倶楽部

日本の大手総合商社、三井物産がVIPを接待する社交クラブとして1921年に建造した建物で、国指定の重要文化財だ。 1922年には、講演旅行で来日中だった、かの有名な物理学者アインシュタイン(1879〜1955年)博士が夫 […]

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旧大阪商船

海運会社の大阪商船の支店として1917年にドイツの建築様式で建てられた建物。 オレンジ色のタイルと白い石の帯が調和した美しい外観で、かつては「港の美貌」とも呼ばれていた。 立体的な幾何学模様が施された八角形の塔など、細部 […]

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旧門司税関

ネオルネッサンス様式と瓦葺様式を融合させた、赤煉瓦造りの重厚な建物。 1912年に建築され、1927年まで税関の庁舎として使われていた。 1階には、休憩所、税関業務についての展示コーナー、パフェが人気のカフェ「フルーツフ […]

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グルメ

焼きカレー

焼きカレーは、門司港が発祥の地だ。

1960年ごろ、門司港のある喫茶店が余ったカレーをオーブンで焼いたところ美味しかったので、メニューに加えたことから誕生した。

※「伽哩本舗」の現オーナーの母親が考案したと言われている。

現在ではこのエリア内に焼きカレーを提供する店が30店以上もあり、そのためいつも香ばしい匂いが町中に立ち込めていて、歩いていると何だか食欲が湧く。

ちなみに、門司港エリアでの焼きカレーの定義は、「ライスにカレーをかけた上にチーズと生卵を乗せること」、「それを200~300度のオーブンで焼き上げること」となっている。

以下が焼きカレーを提供する代表的な店だ。

伽哩本舗門司港レトロ店

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ベアーフルーツ

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こがねむし

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