能取湖はオホーツク海とつながる面積580,000㎡の大きな塩水湖だ。
湖畔は原生花の”宝庫”のようになっているが、中でも秋に一面を赤く染める厚岸草の群生が有名だ。
厚岸草は通称”さんごそう”と呼ばれる。
ベストシーズンは9月中旬~下旬で、その頃になると深紅の厚岸草と真っ青な湖水が見事なコントラストを作り上げる。
厚岸草の群生地は3か所あるが、湖畔の南側にある卯原内地区が、群生の規模が大きく遊歩道が整備されているのでお勧めだ。
なお、能取湖の北東にある能取岬は、海上からの高さが50mの断崖絶壁となっており、先端からはオホーツク海と知床連山を一望することが出来る。
夕陽も美しい。