オススメ度

外国語対応

函館の概要

五稜郭 桜
画像出典:北海道観光振興機構(画像の再利用は禁止されています)

函館は、160年くらい前に国際貿易港として開かれた、坂の多い港町だ。

素晴らしい夜景、西洋風の綺麗な街並、新鮮で美味いシーフードなどで日本人には大人気の街でもある。

日本の有力シンクタンクが選んだ「日本の魅力的な市町村ランキング」で2年連続1位にもなっている。

大きな街ではないので、駆け足だと半日、ゆっくり観光しても1日あれば回れるが、夜景が素晴らしいので是非1泊してくれ。

市内は「元町・ベイエリア」、「函館山」、「五稜郭」、「函館駅」、「湯の川温泉」の5つに分けることができる。

お勧め・特筆事項

函館 海鮮
画像提供:はこぶら

夜景、街歩き/史跡巡り、グルメに加えて、君に時間があれば温泉に行くのも”あり”だろう。

  • 夜景
    香港・ナポリとならんで「世界三大夜景」の一つと言われている。(言っているのは主に日本人だが、、、)
    ただ、函館山からの夜景は本当に素晴らしい。
    わざわざこの夜景を見に函館まで来ても良いくらいだ。
  • 街歩き/史跡巡り
    「元町・ベイエリア」と「五稜郭」近辺が中心となる。
    • 元町・ベイエリア
      150〜100年ほど前に建てられたいくつかの洋館や教会、倉庫など西洋建築の建物や雰囲気の良い街並(まちなみ)がある。
      これらを歩いて見て回り、疲れたらレトロな古民家カフェでお茶などするのは中々に幸せな感じだ。
    • 五稜郭
      真上から見ると五芒星の形をした、日本初の西洋式城郭で、150年くらい前に最後の侍たちが新政府軍と戦った場所でもある。 
  • グルメ
    シーフード(特にイカ)と塩ラーメンが有名だ。
    そして朝市では、イクラ、ウニ、カニなどが載った海鮮丼を楽しむことが出来る。
    スイーツも中々レベルが高い。
  • 温泉
    湯の川温泉は、350年以上の歴史がある温泉で、年間180万人が訪れる北海道でもトップ3に入る人気温泉地だ。空港や函館駅からも近い。
    いくつかの温泉では海や夜景を眺めながら入浴出来る。

函館へのアクセス

北海道新幹線
画像提供:はこぶら

函館では、市電に乗れば、主な観光地、全てに行くことができる。

東京→函館

飛行機か新幹線で行くことができる。

ただし、新幹線だと東京から4時間以上かかる。

飛行機は1日10便と結構な頻度で飛んでおり、新幹線よりもやや安く、早いので(飛行時間は約1時間20分)、お勧めだ。

札幌→函館

新千歳空港

札幌からのアクセスはちょっと難儀だ。
主に特急電車、飛行機、高速バスの3つのアクセス方法があるが、函館は北海道の一番南の方に位置しているため、札幌からは300km以上あり、1時間に1本程度ある特急電車だと片道3時間40分くらいかかる。

時間があまりない君には、飛行機を利用することをお勧めする。

  • 特急電車
    片道3時間40分くらいかかるが、料金は8,000円と飛行機よりは少し安い。
  • 飛行機
    料金は、特急電車よりちょっと高い10,000〜20,000円。
    1日あたりJALが6便、ANAが2便が飛んでいる。
  • 高速バス(札幌-函館)
    「節約したい」、あるいは「夜に移動したい」のであれば、バスという手もある。23時30分くらいに札幌駅、あるいは函館駅を出発し、5時30分くらいにそれぞれ札幌駅、函館駅に着く。
    なお、運賃は4,600円〜4,800円と安く、シートも結構立派で大きい。

函館空港→函館市内

シャトルバスで市内の主だった場所(湯の川温泉・函館駅・ベイエリア)まで行ける。

空港バスは15分に1本あり、函館駅までの所要時間は約20分、運賃は230〜420円。

タクシーだと、所要時間は約20分で運賃は2,500円くらい。

函館空港

国内線の就航都市は東京(羽田/成田)、札幌(新千歳/丘珠)、大阪(伊丹)、名古屋、奥尻島。 国際線は、台湾(台北)との間のみ路線がある。

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函館エリア内のアクセス

函館市電
画像提供:はこぶら

市電

主な観光地へは全て市電で行くことが出来、そして日中は6分〜10分に1本と結構な頻度で走っているので便利。

運賃は210〜250円なので、2カ所以上を廻るのであれば、市電の「1日乗車券」(乗り放題/600円)を買った方が得だ。

「1日乗車券」は駅、ホテル、セブンイレブンなどで売っている。

坂もあるベイエリアを市電が走る姿はちょっとサンフランシスコっぽい(あんなに格好良くはないが)。

冬以外の火曜日と水曜日は100年前のレトロな車両が走っている。(乗務員もレトロな制服着用)

ただし、市電は普通の道路を走っており、信号で止まったりして、スピードはかなり遅い(平均速度20kmくらい)のでちょっとイライラしてしまう。

あと夜9時を過ぎると、急に電車の本数が減るので要注意だ。

レンタルサイクル

4月末から10月末までは、1日(10時〜17時)1,000円で借りることが出来る。

※電動アシスト機能付きの自転車は4時間1,000円、1日(9時〜18時)1,600円。

が、函館は坂が多いので、自転車で街を廻ることはお勧めしない。

観光

各エリアのおすすめスポットを以下で紹介する!

箱館山

函館の夜景 
画像出典:北海道観光振興機構(画像の再利用は禁止されています)

箱館山

箱館山から見る夜景は素晴らしい。 世界的な旅行ガイドブックである「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも最高評価の3つ星を取っているほどだ。

函館の夜景 

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「高さ334mの函館山から街までちょうど良い距離があること」+「函館の街は両側に海があるので、明るい陸地と暗い海が綺麗なコントラストとなること」で、美しい夜景が創り出されている。

夜景は、日没から10〜20分後くらいが一番綺麗だが、夜10時くらいまでは楽しむことが出来る。

夜景を眺めるのに良い場所を確保するためには、日没時刻の1時間〜30分くらいまでには山頂に着いておいた方が良い。

ただし、日没時刻の前後は函館山に登るロープウェイがもの凄く混む。(※特に土日祝日など)

長い列に並んでいると場合によっては1時間くらいかかり、一番良い時間帯に着かなかったりするので、

「山頂への往きはタクシーを利用し、麓への帰りにロープウェイに乗る」ことを強く勧める。

※タクシー料金は、元町エリアからは約1,300円、函館駅からは約2,000円なので、2名以上いれば「市電+ロープウェイ」よりも得だ。

なお、ロープウェイ山頂駅の2階にはレストラン「ジェノバ」が、3階にはティーラウンジ「レガート」があり、夜景を見ながら食事をしたり、お茶を飲んだり出来る。
レストラン「ジェノバ」では、ディナーコースを予約すれば(2名以上)、窓際席をリザーブすることが可能だ。(※1日3組限定)

函館山ロープウェイ山頂レストラン ジェノバ

ロープウェイ山頂駅の2階にはレストラン「ジェノバ」が、3階にはティーラウンジ「レガート」があり、夜景を見ながら食事をしたり、お茶を飲んだり出来る。 レストラン「ジェノバ」では、ディナーコースを予約すれば(2名以上)、窓際 […]

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函館山ロープウェイ山頂ティーラウンジ レガート

ロープウェイ山頂駅の2階にはレストラン「ジェノバ」が、3階にはティーラウンジ「レガート」があり、夜景を見ながら食事をしたり、お茶を飲んだり出来る。 レストラン「ジェノバ」では、ディナーコースを予約すれば(2名以上)、窓際 […]

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日没時間

1月16時30分
2月17時10分
3月17時45分
4月18時20分
5月18時50分
6月19時15分
7月19時10分
8月18時40分
917時50分
10月16時55分
11月16時20分
12月16時10分

元町・ベイエリア

「元町・ベイエリア」には西欧風の歴史がある建造物が多い。これら建物や街並は、きれいで良い感じなので日本人とかアジアの人には大人気なのだが、君が欧米人ならば、特に珍しくもないだろうから、スルーしてもらっても構わない。

各建物は、日没から22時くらいまでライトアップされ、中々ムーディーだ。

あと、元町エリアにある坂は、遠くに海が見渡せるなど、眺めと雰囲気が良い。

これらを歩いて見て回り、疲れたらレトロな古民家カフェでお茶とスイーツを楽しんでくれ。

このエリアは市電+徒歩で廻る感じだ。

倉庫群(商業施設)

金森赤レンガ倉庫
画像提供:はこぶら

金森赤レンガ倉庫

港に面した、100年くらい前に建造されたレンガ造り倉庫群。 今は商業施設となっており、約40店のショップやスイーツ店、レストランなどが入っている。

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洋館

旧函館区公会堂
画像提供:はこぶら

3つの洋館はそれぞれが徒歩1〜2分くらいの距離にあり、近接している。

旧函館区公会堂と函館市旧イギリス領事館は共通の入場券(大人500円、学生•子供250円)を買えば、少し安く入場出来る。

旧函館区公会堂

1910年に公会堂として建てられたコロニアルスタイルの建築物。 1階は大したことはないが、2階の大広間はスケールが大きく、見応えがある。 2階のバルコニーから見える函館湾の眺めは素晴らしい。

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函館市旧イギリス領事館

1859年から1934年までイギリス領事館だった建物。 現在は、当時のイギリス領事の執務室を再現した部屋や、函館港の歴史がわかる展示物などがある。 館内には可愛い感じのイギリス式ティールームもある。

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元町公園

緑豊かな庭園風の公園で、函館港を一望できる。 敷地内に立っているのは、100年程前に建てられた旧北海道庁舎

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教会

聖ヨハネ教会
画像提供:はこぶら

異なった教派の教会が徒歩2分程度の範囲内で仲良く共存している。

函館ハリストス正教会

1860年に建立された日本初のロシア正教会聖堂。白い壁と緑の屋根のコントラストが美しい。礼拝の前に鳴る大きな音の鐘でも有名。

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カトリック元町教会

1859年に創建されたカトリック教会。 火災の後、1924年に現在のゴシック様式の建物になった。 大聖堂内の豪華な祭壇はローマ法王から贈られたものだ。

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函館聖ヨハネ教会

1874年に創建された英国聖公会の教会。 建物は何度か火災で焼失し、現在の建物は1979年に建てられたが、どこからみても十字架が見えるのが特徴だ。

聖ヨハネ教会

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八幡坂
画像提供:はこぶら

函館には坂が多い。

函館湾が一望出来るなど、眺めが非常に良い坂がいくつかある。

中でも八幡坂がベストだ。

八幡坂

映画やCMの撮影にもよく使われており、大手新聞社の“日本の坂道ランキング”で1位に選ばれている。 海に向かって真っすぐ伸びた道と並木の組み合わせが素晴らしい

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古民家カフェ

元町エリアには、100年くらい前の和洋折衷の建物をリノベーションした、アンティークでレトロな良い雰囲気のカフェがたくさんある。

街歩きの途中に寄ってスイーツとお茶やコーヒーを楽しむと良いだろう。

茶房 菊泉

元々は、約100年前に建てられた酒問屋の別邸で、外観や内装はレトロで雰囲気が良い。 畳に座ってくつろぐことが出来る和室や海が見える椅子席がある。 色々な種類のスイーツやお茶•コーヒーの他にもオムライスなどの食事メニューも […]

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五稜郭エリア

五稜郭
画像提供:はこぶら

観光客として君が見るべき物は「五稜郭公園」、「五稜郭タワー」、「函館奉行所」くらいしかない。

が、このエリアは函館一の繁華街で、ホテルやショップがたくさんあり、夜遅くまでやっているレストランも多い。(と言ってもそんなに賑やかではないが。。。)

五稜郭公園

真上から見ると五芒星の形をした、日本初の西洋式城郭 で、150年くらい前に最後の侍たちが新政府軍と戦った場所でもある。

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五稜郭タワー

五稜郭公園の入口にある、高さ107mのタワー

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函館奉行所

五稜郭公園の中にある。 かつてこの場所にあった奉行所を2010年に正確に復元したものだ。 歴史的なものや、日本建築に興味があればお勧めだ。

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函館駅エリア

函館朝市
画像出典:北海道観光振興機構(画像の再利用は禁止されています)

グルメを楽しむならばこのエリアだ。

特に朝市は函館の名物なので、観光客の君は必ず行かねばならない。

あと、このエリアは、市電•バス•JRなど交通の基点でもあるので、ここにホテルを取ると便利だ。

函館朝市

海産物を中心に、野菜、果物、お菓子、珍味など、約250もの店があり、北海道一の規模だ。 函館のありとあらゆる味が集まる“食のワンダーランド”で、活気もあるので歩いていて楽しい。 色々な店で一口サイズの食べ物(イカめし、焼 […]

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函館ひかりの屋台大門横丁

函館駅前の大門地区にある屋台村。居酒屋、焼鳥、ジンギスカン、ラーメンなど色々なジャンルの店が26店舗集まっている。 多くは夜から営業だが、昼間に営業しているお店も数店舗ある。

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湯の川温泉エリア

湯の川温泉
画像提供:はこぶら

湯の川温泉データ

住所:北海道函館市湯川町 

アクセス:
①函館駅から市電「湯の川行き」に乗車し、「湯の川温泉」電停で下車。所要時間は約30分

②函館空港からは、シャトルバスに乗車、「湯の川温泉」バス停で下車。 所要時間は約5分

TEL:0138-57-8988

URL:http://hakodate-yunokawa.jp/

湯元啄木亭

最上階(11階)にある大浴場「雲海」は30メートルのガラス窓越しに見える函館の街並や夜景が素晴らしい。 露天風呂「いさりび」も開放感があって良い。

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湯元漁火館

大浴場は檜風呂で、海がよく見える露天風呂は岩造り。 500円と安い値段で楽しめる。

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湯の浜ホテル

杉風呂・岩風呂など5つの風呂がある1階の大浴場と、2階にある露天風呂はいずれも海の横にあり、眺めも良い。

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函館市営熱帯植物園
画像出典:北海道観光振興機構(画像の再利用は禁止されています)

お勧めプラン

函館 ハリストス正教会

迷った際は以下を参考にしてくれ!

1日目

  • 13時30分・・・出発、元町・ベイエリア散策。金森赤レンガ倉庫、洋館、教会、八幡坂などを見る。
    途中古民家カフェで甘味とお茶を楽しむ。
    「所要時間」:3時間30分
    「交通手段」:市電+徒歩
  • 17時(日没の45分くらい前)・・・早めに函館山に移動して、夜景に良い場所を確保し、夜景を十分に堪能する。
    「所要時間」:2時間
    「交通手段」:タクシーあるいは市電+徒歩+ロープウェイ
  • 19時・・・ロープウェイで夜景を楽しみながら山を降り、函館駅前に移動。
    函館ひかりの屋台大門横丁にある海鮮居酒屋でイカなどシーフードを堪能する。
    「所要時間」:2時間
    「交通手段」:ロープウェイ+市電+徒歩
  • 21時・・・余力があれば湯の川温泉に移動、海や夜景を眺めながら温泉を楽しむ。
    「所要時間」:2時間
    「交通手段」:市電+徒歩

2日目

  • 6時30分・・・早起きして朝市へ、朝市を見て回り、買い物や朝食(海鮮丼・イカ刺身)を楽しむ。
    「所要時間」:1時間30分
    「交通手段」:徒歩
  • 8時・・・五稜郭へ移動し、五稜郭公園を散策し、五稜郭タワーに登って五稜郭と函館市内を眺める。
    「所要時間」:2時間
    「交通手段」:市電+徒歩
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