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広島・お好み焼きの概要/印象

「お好み焼き」は、水に溶いた小麦粉を生地とし、野菜や肉、魚介類などの材料を加えて鉄板の上で焼き上げ、ソース等の調味料をつけて食べる料理だ。

ルーツは、子供のおやつとして100年くらい前に流行った、水に溶いた小麦粉にネギなどを載せて焼いた鉄板焼き料理である「一銭洋食」。

「お好み焼き」は、いわゆる名所ではないが、広島観光において欠かせない要素だ。

安くて美味しく、野菜が多くてヘルシーなので、広島に来た君は必ず「広島風お好み焼き」を食べなければならない。

「広島風お好み焼き」は、1950年ごろに広島市内中心部に出来た屋台村で生まれ、1960年前後に中華そばやソースを使った現在の形になった。

「広島風お好み焼き」は、「関西風お好み焼き」と並び、日本の“二大お好み焼き”と言われている。

だが、同じお好み焼きでも「広島風」と「関西風」とではかなり違う。

具体的には、焼き方だ。

「関西風」は、生地と肉やキャベツなどの具材を一緒に混ぜてから焼くが、「広島風」では混ぜない。

クレープ状に薄く焼いた生地の上に山盛りのキャベツ、中華そば、豚肉などを重ねて置いた後にひっくり返し、生地でふたをして蒸し焼きにするのだ。

具材も「広島風」では中華そばを入れるのが基本である点が「関西風」とは違う。

なお、ソースも、一般的には「広島風」は甘めで、「関西風」は辛めだ。

ちなみに広島県にあるお好み焼き店の数は約1,700で、これは人口一人当たりでは日本一。

ミシュランで星を取った店はないが、ビブグルマンとして紹介されている店は7つある。 ―「八昌」系列3店舗、「いっちゃん」「空」「平の家」、「ロペズ」―

お勧め・特筆事項

一番オーソドックスなメニューは、具材としてそば・豚肉・玉子が入った「そば肉玉」だ。

大食いの君は「ダブル」を注文するべし。

プラス100円くらいで麺の量が2倍になって食べ応えがある。

また、広島の人々は「お好み焼き」になぜか非常に強いプライドを持っている。

なので「関西風お好み焼き」のことをけなし、「広島風お好み焼き」のことを褒めてみよう。

広島の人々は大喜びし、君のことを大好きになるだろう。

グルメ

「広島風お好み焼き」には、「みっちゃん」と「八昌」という“二大巨頭”的な店がある。

「みっちゃん」は屋台村時代から続く老舗で、今の「広島風お好み焼き」を確立した店だ。

「八昌」は、麺をしっかり焼く“麺パリ”スタイルを生み出した店で、広島で一番人気のある存在だ。

両店とも多数の支店や暖簾分けの店がある。

広島には「みっちゃん」と「八昌」以外にも美味しい店がたくさんあるので、君に特にこだわりがなければ、無理をしてこれらの店に行列する必要はないだろう。

薬研堀八昌

多くのお好み焼き屋が集まる広島でも「一番美味しい」という評価を得ている店。 ミシュランではビブグルマン。 この店では、まずケーキ用の粉を使って作られたほんのり甘い生地の上に、厳選して仕入れた最高のキャベツの千切りを載せ、 […]

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お好み焼 みっちゃん総本店 八丁堀本店

「みっちゃん総本店」は広島最古のお好み焼き屋だ。 60年以上もお好み焼きのシェフとして活躍している店主の井畝満夫氏は、現在の広島風の常識である専用のソース、そば入りのお好み焼き、キャベツとモヤシを使った生地などを考案した […]

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お好み村

広島市中心部にあるビルの3フロアに屋台風のお好み焼き屋が24店集まっている、活気にあふれる飲食施設。 観光客など“お好み焼ビギナー”向けという評判もあるが、第二次大戦後に市の中心部の広場に約50軒のお好み焼屋台が集まって […]

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ひろしまお好み物語駅前ひろば

広島駅近くのビルに入っているお好み焼き店の集合施設。 1フロア全体に16のお好み焼き店があるが、ビジュアルやトッピングにこだわったお好み焼きを提供する、個性的で新しめの店が多い。

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観光/体験

Wood Egg お好み焼館

お好み焼き用のソースのNo.1メーカーであるオタフクソース社が運営しているお好み焼をテーマとした施設で、ソース工場やミュージアムの見学、お好み焼作り体験などが出来る。 (※作ったお好み焼きは食べることが出来る。) 事前の […]

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