オススメ度

外国語対応

川越の概要/印象

川越は東京の西北に位置しており、人口約350,000人とこのエリアでは中核的な都市だ。

年間約8,000,000人(※コロナ前)もの観光客が訪れる人気の観光地でもある。

神社・寺院・城跡など歴史的建造物が非常に多く、文化財の数も関東地方においては鎌倉(神奈川県)、日光(栃木県)に次ぐ3位。

川越は、江戸時代(1603〜1868年)には近接して結びつきが強かった江戸(えど ※現在の東京)の影響を大きく受け、商人たちが活躍する城下町として非常に栄えた。

戦災や震災を免れたことで「蔵造りの町並み」という江戸時代の面影を色濃く残したレトロでノスタルジックな街並が現在でも残っており、そのため川越は別名「小江戸」とも呼ばれている。

※東京(※昔の江戸)は、度重なる災害(火災や地震)や第二次世界大戦中のアメリカ軍による空襲に遭ったため、歴史的な建造物がほぼ失われている。

川越は、毎年約1,000,000人もの観客が訪れるほど大人気の川越氷川祭が行われることでも有名だ。

以下で川越の歴史について記す。

交通や物流の要衝である川越は古くからこのエリア(※武蔵国など)で一番栄えた町だった。

江戸時代(1603〜1868年)になって近接する江戸(※現在の東京)が日本の中心地となると、川越は江戸・北部の防衛拠点としても重要視されるようになり、徳川幕府の要職を務める有能かつ有力な大名たちに代々統治された。

これら大名たちは、城下町建設や舟運整備などのインフラ構築、川越エリアの農業・工業・商業の振興などを精力的に行ったため、川越は更に繁栄した。

1893年に起こった大火災によって中心街のほとんどが焼失したが、以降、火事に強い建築物であり、現在も残っている蔵造りが商家を中心に多数建てられるようになった。 近代になっても19世紀末から20世紀初頭に複数の鉄道が敷設されたこともあって人口が増え、その後も東京近郊の有力都市の一つとして地盤沈下することなく、ある一定以上の繁栄を続け、現在に至っている。

お勧め・特筆事項

観光、グルメ、体験などを楽しんでくれ。

観光

散策

「蔵造りの町並み」や「大正浪漫夢通り」には歴史のある建物が多数建ち並んでおり、レトロでノスタルジックな雰囲気。 散策すると良い感じだ。

寺社

理由はよくわからないが、川越には「川越氷川神社」と「川越熊野神社」という縁結びに多大なご利益があると言われる神社が2つある。

恋人がいない理由を、「私に原因はなく、ただ縁がないだけ」と考えることの出来るお気楽な君は2つともお参りした方が良いだろう。

グルメ

川越は、薩摩芋と鰻でまあまあ有名だ。

川越一番街や菓子屋横丁では、手頃な価格のスナックやスイーツがたくさん売っているので、色々買って食べ歩きすると楽しい。

体験

祭り

川越氷川祭は、毎年10月の第3土曜日と日曜日に開催される例大祭で、370年以上の歴史があり、約1,000,000人もの観客が訪れるほど大人気だ。

2016年には日本各地の他の32の祭りとともに、ユネスコの無形文化遺産にも登録された。

豪華で綺麗、迫力もあるので、タイミングが合えば観ることを大いにお勧めする。

着物

和の雰囲気に満ちた川越を着物で散策すると良い感じの写真が撮れるだろう。

川越には着物レンタルショップが多数あり、2,000〜3,500円くらいで借りることが出来る。

川越へのアクセス/データ

川越は、東京の中心部から約30kmと多少距離がある場所だが、私鉄の特急電車や急行電車が停まり、また頻繁に運行されているなど結構交通の便が良い。

川越までと川越市内のアクセスに関しては下記リンクに詳細が載っているので参考にしてくれ。

基本的に東京方面から行く場合は、各線「池袋駅」から東武線の急行に乗り、「川越市駅」か「川越駅」で下車するのが良い。

※「池袋駅」からだと所要時間は約30分と早いが、「新宿駅」や「高田馬場駅」から西武新宿線を利用すると約1時間もかかってしまう。

<小江戸川越観光協会の連絡先>

住所川越市松江町2-1-8
電話049-227-9496
URL[ クリック ]

川越市内のアクセス

川越の主な見どころは、各駅から1〜2km離れている。

街並みを見ながらぶらぶらと歩いていくのがお勧めだが、長い距離を歩きたくない君はタクシーか、バスを利用してくれ。

レンタサイクルという選択肢もある。

※最初か最後に行く場所を駅から一番遠くにある川越氷川神社にして、駅から各スポットまでは歩いて移動、氷川神社まであるいは氷川神社からはバスに乗るのが一番楽で安い移動コースだ。

タクシー

だいたい700〜1,200円くらいで主な見どころに行くことが出来る。

バス

川越市内のバスは高頻度で運行されており、料金も200円くらいなので、大いに利用価値はある。

以下の「乗り換え案内」サイトを利用してくれ。

出発地と目的地の地名を入れさえすれば、「どこで乗り換えればいいか」「いくら料金がかかるか」「どれくらい時間がかかるか」など、目的地まで最適なコースを教えてくれるので便利だ

「小江戸巡回バス」と「小江戸名所めぐりバス」という2つの観光路線バスは、運行頻度が1時間に1〜2本くらいと非常に低いのと、所要時間も普通のバスの倍くらいかかるので、全くもってお勧め出来ない。

レンタサイクル

以下の自転車シェアリングを利用する形だ。

市内にステーションは約50 箇所ある。

料金は15分毎に60円、1日で1,000円 (※車種により異なる)。

観光

蔵造りの街並み

川越一番街

川越一番街は、約400mの風情がある通りで、川越で最も賑わうエリアだ。 江戸時代(1603〜1868年)後期から明治時代(1868〜1912年)にかけて建てられた30棟余りの蔵造りの建物が立ち並んでいる。 ※通りが歩行者 […]

[ スポットの詳細を見る ]

時の鐘

蔵造りの町並みの中にある鐘撞堂で、川越のシンボル的な存在だ。 木造の三層構造で、櫓の高さは約16m。 1630年頃の創建以来3回も焼失しているが、その都度再建されている。 現在のものは1893年の大火災の翌年に再建された […]

[ スポットの詳細を見る ]

大沢家住宅

1792年創建と、蔵造りの町並みの中で最も古い建物で、外見は重厚感があり、内部は見応えがある。 川越にある蔵造りの建物の中で唯一、日本国の重要文化財に指定されている。 元々は呉服と太物の店だったが、現在では屋号が「小松屋 […]

[ スポットの詳細を見る ]

大正浪漫夢通り

全長200mの、雰囲気の良い石畳の通り。 通りには、日本人が、「ハイカラでモダンな時代」という良いイメージを持っている大正時代(1912〜1926)に建てられたレトロモダンなビルや建物が約30軒現存している。 おしゃれな […]

[ スポットの詳細を見る ]

菓子屋横丁

菓子屋横丁」は、全長約80mの風情ある石畳の路地で、レトロな感じの菓子屋や和風スイーツ店が約20軒並び、菓子の甘い香りとノスタルジックな雰囲気が漂っている。 煎餅・カルメ焼・飴玉などの昔ながらの駄菓子や、さつまいものソフ […]

[ スポットの詳細を見る ]

寺社

理由はよくわからないが、川越には「川越氷川神社」と「川越熊野神社」という縁結びに多大なご利益がある神社が2つある。

川越氷川神社

約1,500年前に創建された、長い歴史と高い格式のある神社だ。 主祭神は素戔嗚尊で、他に素戔嗚尊の妻と子供、妻の両親という合計五柱の神々が祀られている。 これらの神々は一つの家族で、そのうち夫婦が二組であることから、川越 […]

[ スポットの詳細を見る ]

川越大師 喜多院

喜多院は、慈覚大師(794〜864年)という非常に位の高い僧によって830年に創建された天台宗の名刹。 歴史的に価値のある建物や美術・工芸品を数多く有し、また素晴らしい庭があることで有名だ。 桜と紅葉の名所でもある。 & […]

[ スポットの詳細を見る ]

川越熊野神社

1590年に、日本有数の格式と古い歴史を持つ熊野本宮大社から分祀された由緒ある神社で、「蔵造りの町並み」の入り口付近にある。 建物や敷地はかなり小さく、郊外型のコンビニくらいの大きさなので、あっという間にお参りが出来て便 […]

[ スポットの詳細を見る ]

グルメ

芋と鰻が川越の名物としてまあまあ有名だ。

あと、スナックを買っての食べ歩きも楽しい。

18世紀半ばから、川越はさつまいもの一大生産地であった。

そして、当時その芋が最高品質と評価されていたことから、さつまいもは川越の名物となった。

現在、芋はほとんど川越で作られていないが、和食店やスイーツ店、カフェなどでは人気のメニューとなっており、気軽に味わうことが出来る 

かつて川越周辺の川では鰻がたくさん獲れていた。

川越の特産品である醤油などを使ったタレが発明されて、鰻の蒲焼きの味が圧倒的に美味しくなったことから、鰻料理は大人気となり、川越の名物にもなった。

鰻が全く獲れなくなった今でも、川越ではあちこちに鰻料理の名店がある。

鰻料理は、非常に美味いが、値段が3,000円〜 8,000円くらいと高いので、気軽に楽しめないのが残念だ。

以下が代表的な鰻料理店。

小川菊

1807年創業の老舗の鰻料理店。 7代に渡って受け継がれた秘伝の甘辛いタレが塗られ、最高級の炭である紀州備長炭を使って焼き上げられた鰻は非常に美味しい。 皮が香ばしく、身は口に入れるとホロリとくずれるほどふっくらとしてお […]

[ スポットの詳細を見る ]

食べ歩き

川越一番街と菓子屋横丁では、芋を使った色々なスイーツ(おさつチップス、いもスティック、芋けんぴ、ソフトクリーム、ジェラート、饅頭)や、焼き団子などを買って歩きながら食べることが出来る。

価格は100〜500円と手頃だし、一個単位で買うことが出来るので、色々な種類のものを買って楽しむことをお勧めする。

ただし、ほとんどの店が17時には閉まるので要注意だ

カフェ

川越には歴史的な建造物をリノベーションした、雰囲気の良いカフェが多い。

スターバックス・川越鐘つき通り店

スタバが対外発表した「2020年に訪れるべき世界中のスタバ20選(20 Starbucks stores to visit in 2020)」に、日本で唯一選ばれたのが、この「川越鐘つき通り店」だ。 全体的に和の要素が取 […]

[ スポットの詳細を見る ]

体験/エンターテインメント

祭り

川越氷川祭

川越氷川祭は、江戸(※現在の東京)時代に一番規模が大きく格式の高い祭りであった「天下祭」の伝統が最も残っている祭りの一つでもある。

「常陸國總社宮大祭」「佐原の大祭」とともに「関東三大祭り」に数えられる祭りで、370年以上の歴史があり、毎年約1,000,000人もの観客が集まる。

川越氷川祭は、江戸(※現在の東京)時代に一番規模が大きく格式の高い祭りであった「天下祭」の伝統が最も残っている祭りの一つでもある。

2016年にユネスコ(UNESCO)の無形文化遺産に登録された。

歴史上の人物や物語の主人公などを模した精巧で大きな人形を乗せた豪華絢爛な約30台もの山車が、川越の街中を練り歩く。

最大の見どころは、祭りの2日間に夕方以降に行われる「曳っかわせ」だ。

これは、2台の山車が道で出会った時に、向き合い、お囃子と踊りで対決することで、まあ言ってみれば“ダンスバトル”のようなものだ。

氏子達が威勢良くかけ声を上げ、だんだんと音楽と踊りのテンポが早くなると、祭りの盛り上がりは最高潮に達する。

開催時期:毎年10月第3土曜日と日曜日

会場(住所):川越市中心部

アクセス:各線「川越駅」から徒歩10〜25分。

西武新宿線「本川越駅」から徒歩5〜10分

TEL:049-225-2727

川越まつり会館

川越まつりの雰囲気を一年中味わうことができる施設。 本物の巨大な山車が2台展示されており、また川越まつりの映像が20分毎に大型スクリーンで上映されている。 また、日曜と祝日には13時30分~と14時30分~の合計2回、囃 […]

[ スポットの詳細を見る ]

着物で散策

川越では中心街に多数の着物のレンタルショップがある。

2,000円〜3,500円くらいで着物がレンタルでき、かつ着付けなどもしてくれる。

以下のリンクで着物のレンタルショップについての情報が記載されているので参照してくれ。

なお、川越の毎月8、18、28日は「着物の日」となっており、着物を着ていくと、色々な施設や店で割引やサービスを受けることが出来る。

以下のサイトに詳しい情報が載っている。

東京都

前の記事

浅草
東京都

次の記事

月島