錦帯橋は、錦川に架けられた美しい木造のアーチ橋。
長さ193m・幅5mで、日本の伝統的な組木技術によって造られており、中央の3連がアーチ橋の5連構造という世界的に見ても珍しい橋となっている。
6種の木材を組み重ねた組木技法のレベルは非常に高く、主要構造部は釘を1本も使わずに造られているほどだ。
橋脚も水の抵抗を最小限に抑えるように紡錘形になっており、美しいだけでなく機能面にも優れている。
錦川の洪水にも耐えるような橋を架けるべく岩国藩が藩を挙げて取り組み、中国•杭州の西湖にある連なった橋からヒントを得て1673年に創建された。
1950年の台風で一度流失したが、1953年に建造当時と同じ姿で復元され、2004年に劣化した橋体部分の架け替え工事が行われた。
毎年(8月上旬〜翌年の1月下旬)日没後から22時までライトアップがあり、幻想的で美しい錦帯橋を見ることが出来る。
四季折々に美しいが特に桜と紅葉の時期が良い。
桜の名所として、隣接する吉香公園と共に「日本さくら名所100選」に選定されている。
夏には鵜飼イベントも開催される。