本瓦葺き入母屋造の巨大な伽藍で、屋内は畳が千枚敷けるような広さがあることから「千畳閣」という呼び名も持っている。(※実際は畳857枚分の広さ)
1587年に、当時の武士の頭領で日本の支配者だった豊臣秀吉(1537〜1598)の命によって経堂として着工されたが、建設途中の1598年に豊臣秀吉が死去したことで未完成のままとなり、現在に至る。
未完成なので、建物内は壁がほとんどなく、太い柱や梁がむき出しで、そのため妙な迫力がある。
縁側からは厳島神社や海などを一望でき、眺めが良い。
港から厳島神社に行く途中の高台にある。