原爆の惨状を後世に伝えるための施設として1955年に開館した資料館で、設計は世界的な建築家の丹下健三。
原爆投下による被害がビジュアルでわかる資料(映像・写真・模型等)や被爆者の遺品などが多数展示されている。
中にはかなり“強烈な”(※場合によると見ると気分が悪くなるような)展示物もあるので、君がそれほど平和とかに興味がなく、軽い気持ちならばここには訪れない方が良いかもしれない。
君にも是非原爆の悲惨さや戦争の愚かさなどを感じてもらいたいが、ここを見学した後はどーんと気分は落ち込むだろうことは間違いない。
なお、東館3階には「被爆者証言ビデオコーナー」があり、被爆者が語った実体験(※約1000人分)を収録したビデオ映像を見ることが出来る。
※ビデオ映像は主だった言語には翻訳(字幕か吹き替え)されている。
また、東館1階では被爆者から直接伝授された被爆体験を伝承者が話す無料講話(約1時間)が毎日3回(11時〜、12時30分〜、14時〜)行われており、そのうち14時からの回は英語で行われる。
※途中の入退室も出来るので、時間がない君は一部のみ聞くということも出来る。
広島平和記念資料館には、開館以来数多くの著名人が来館し、平和へのメッセージを記帳している。
前述したアメリカのオバマ大統領や第264代ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世I(1920〜2005年)以外にも、エルネスト・ゲバラ(1928〜1967年)、マザー・テレサ (1910〜1997年)、ダライ・ラマ14世 (1935年〜)をはじめ、多数の国家首脳、ノーベル平和賞受賞者などが来館している。
※アメリカのオバマ大統領が広島市に送った平和へのメッセージ(複製)と自ら折った折り鶴は東館・地下一階で見学できる。
ちなみに広島平和記念資料館は、TripAdvisorの「外国人に人気の観光スポット ランキング」において、毎年ベスト3以内に選ばれている。