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広島平和記念公園の概要/印象

広島平和記念公園は、世界遺産の「原爆ドーム」や資料館、多数のモニュメントなどが集まった“世界の恒久平和を祈るための公園”だ。

第二次大戦後、世界に向けて人類の平和を願い訴えることを目的に、計画/建設され、1954年に開園した。

設計したのは、“建築界のノーベル賞”とも呼ばれるプリツカー賞を1987年に受賞した世界的な建築家である丹下健三(1913〜2005)。

広島市の中心部にあるが、元安川と本川という2つの川に囲まれた緑豊かな場所でもある。

1945年8月6日午前8時15分に人類初の原子爆弾が、当時日本と戦争をしていたアメリカのB29爆撃機によって広島に投下され、街の中心部は壊滅した。

原爆の熱光線や爆風によって一瞬で数万人が死亡し、その後の火災や放射能による後遺症で亡くなった人を含めると、1945年だけで約140,000人が亡くなった。

広島平和記念公園には、原爆投下から70年以上経った現在でも世界各国から多くの人が訪れている。

その中には世界的な有名人も多い。

2016年5月にはアメリカのオバマ大統領が訪れて演説を行い、自ら折った折り鶴を寄贈している。

1981年には第264代ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世(1920〜2005年)が訪れて、平和を訴える演説を行っている。

※2019年11月には第266代ローマ教皇のフランシスが訪れた。

毎年8月6日には平和記念式典が行われ、たくさんの市民や、日本の総理大臣、多数の国の元首や大使などが参加する。

夜は元安川など多くの市内の川で犠牲者への慰霊のために灯篭流しが行われる。

なお、毎年8月6日近辺は、広島市内のホテルはどこも一杯となり、広島へ向かう飛行機や新幹線のチケットは入手困難となるので気をつけてくれ。

お勧め・特筆事項

順路としては、広島平和記念公園の一番北側にある原爆ドームから広島平和記念資料館へ向かって、多数のモニュメントを見学しつつ南下するのが効率良いだろう。

ちなみに、原爆ドーム・原爆死没者慰霊碑・広島平和記念資料館は北から南方向の一直線上に位置している。

アメリカのオバマ大統領が自ら折った折り鶴と広島市に送った平和へのメッセージ(複製)は広島平和記念資料館の東館・地下一階で見学できる。

広島平和記念公園へのアクセス/データ

「広島駅」から広島電鉄の「江波行き」か「宮島口行き」に乗車、「原爆ドーム前」電停下車、徒歩3分。

広島平和記念公園

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見どころ/体験場所

広島平和記念公園の中には、世界遺産の「原爆ドーム」や資料館、多数のモニュメントなどがある。

原爆ドーム

元々は1915年に建築された建物で、当時は「広島県産業奨励館」だったが、1945年8月6日に南東160mの上空600mで炸裂した原爆によってほぼ全壊した。 (※その時に中で働いていた30名ほどの人たちは全員即死した。) […]

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広島平和記念資料館

原爆の惨状を後世に伝えるための施設として1955年に開館した資料館で、設計は世界的な建築家の丹下健三。 原爆投下による被害がビジュアルでわかる資料(映像・写真・模型等)や被爆者の遺品などが多数展示されている。 中にはかな […]

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原爆の子の像

原爆の後遺症による白血病により12歳の若さで亡くなった佐々木禎子さんと、原爆の犠牲になった子供達のための慰霊碑で、日本全国からの募金によって1958年に建立された。 内側には鶴の形をした金色の鐘が吊るされており、風が吹く […]

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原爆死没者慰霊碑

世界最初の原子爆弾によって壊滅した広島市を平和都市として再建することを願い、1952年に建立された碑で、設計は世界的な建築家の丹下健三。 原爆死没者のための鎮魂の慰霊碑でもあり、中央の石室には被爆し、その後亡くなった30 […]

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平和の灯

原爆犠牲者の霊を慰めるとともに、核兵器の廃絶を祈って1964年に火台が建立された。 その後日本全国から集められた火種によって点火され、現在に至るまで燃え続け、地球上から核兵器が無くなる日まで消えることはない。 火台は、合 […]

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