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大阪城の概要/印象

大阪城は日本を代表する城の一つで、豪華で力強い造りの天守や巨大な石垣などで人気がある。

残念ながら創建時の建物は残ってないので、国宝には指定されていない。

以下、歴史を中心に語る。

大阪城は、16世紀末にその当時の武士の頭領だった豊臣秀吉 (1537〜1598年)が天下統一の拠点として1583年から15年の歳月をかけて築いた城だ。

ちなみに豊臣秀吉は農民から覇者に成り上がった人物で今でも日本人の間で非常に人気がある。

1615年の「大阪・夏の陣」という豊臣家と徳川家の間で起こった大きな戦争で、大阪城は大半が焼けてしまい、同時に豊臣家も滅亡した。

その後、徳川幕府の2代目将軍の徳川秀忠(1579〜1632年)によって1620年から大坂城の再築工事が開始され、1629年に完了した。

その後、1868年の徳川幕府と新政権による戦いの際に再建された城内の建造物のほとんどが焼失してしまった。

城の中心である天守は、徳川家による再建の後、1665年に落雷で焼失し、以降大阪城には天守がない状態が続いた。

現在の天守は1931年になってようやく再建された“3代目”なのだが、残念なことに鉄筋コンクリート製で、建物自体には歴史的な価値はない。

ただ、巨石を組み込んだ壮大な石垣や大手門、いくつもの櫓など、大阪城とその周辺の遺構は規模やスケールが大きく、見応えはある。

そして天守の内部は、日本の戦国時代にまつわるジオラマや貴重で興味深い文化財が数多く展示されているので訪れる価値は十分あるだろう。

大阪城のある「大阪城公園」は、街の中心部にあるにもかかわらず、広さ1,000,000㎡と広大で緑に溢れ(あふれ)、都会のオアシス的な存在だ。

春には桜や梅も見事で、数多くの花見客が訪れる。

お勧め・特筆事項

城の内部は日本の戦国時代にまつわる貴重で興味深い文化財が数多く展示されている。

歴史やアートが好きであればじっくり鑑賞してくれ。

そういったものに興味がなければ、大阪市内を一望できる8Fの展望スペースに登って、眺めて写真を多めに撮ってSNSにUPして終わりで良いだろう。

「大坂城公園駅」「森ノ宮駅」「大阪ビジネスパーク駅」などを利用して大阪城の東側から入り、大手門や多聞櫓などを見て西側から出て、「谷町四丁目駅」から地下鉄に乗るのが、順路としてお勧めだ。

大阪城(天守まで)へのアクセス

どの駅からもすぐに大阪城公園には入ることが出来るが、そこから天守までが遠い。

「大坂城公園駅」/JR・環状線 から徒歩18分。

「森ノ宮駅」/JR・環状線、市営地下鉄・長堀鶴見緑地線と中央線 から徒歩18分

「谷町四丁目駅」/市営地下鉄・谷町線と中央線 から徒歩18分

「大阪ビジネスパーク駅」/市営地下鉄・長堀鶴見緑地線 から徒歩18分

「天満橋駅」/京阪電鉄、市営地下鉄・谷町線 から徒歩19分

大阪城公園

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観光

大阪城天守

高さは54.8mの建物で、外から見ると5層だが内部は8階建という構造になっている。

天守内部は博物館になっており、文化財や映像、ジオラマなどの多彩な展示物から日本の戦国時代にまつわる歴史を学ぶことができる。

記念撮影スポットも随所にある。

天守内部

ミュージアムショップとシアタールームがある。

ミュージアムショップでは、土産物も多数売っている。

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1

兜と陣羽織という戦国武将の格好で天守のパネルをバックにして記念撮影できる。

女性用の小袖もある。

500円と高くないし、SNSに投稿するのにぴったりな写真が撮れるのでトライすることをお勧めする。

また、天守の屋根に載っている鯱と、天守の壁に張り付いている虎の原寸大のレプリカも展示されている。

鯱と虎の大きさは、それぞれ高さ2.2m・幅1mと高さ1.5m・幅3.3m 程度だが、近くで見ると意外に大きく、金色なので迫力がある。

一緒に記念撮影すると良い感じだ。

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「黄金の茶室」の原寸大模型がある。

豊臣秀吉が黄金をふんだんに使って造らせた組み立て式の茶室のレプリカだ。

彼は、持ち運び可能なこの茶室を移動させて好きなところで茶会をしたのだという。

金箔が一面に貼られた茶室は豪華絢爛だが、最早悪趣味の域にも達している。

その他、大坂城復元模型が2つある(豊臣時代と徳川時代のもの)。

なお、残念ながら3Fでは写真撮影は禁止されている。

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3

歴史資料が展示されており、2か月ごとに内容は入れ替わる。

臨場感たっぷりに戦いの様子を描いた「大坂夏の陣」や、多数の有名な武将の武具(鎧、兜、刀)などが展示されることが多い。

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「大坂夏の陣」のクライマックスの戦闘シーンを、精巧な307体のフィギュアで立体的に再現した展示があり、中々の見ものだ。

臨場感たっぷりに戦いの様子を描いた「大坂夏の陣」や、多数の有名な武将の武具(鎧、兜、刀)などが展示されることが多い。

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回廊になっていて立ち入りはできない

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ミニチュア模型の中をホログラムの豊臣秀吉が動き回る。

彼の生涯が19場面(約25分)で描かれるが、君が日本の歴史に詳しくなければそれほど面白いものではない。

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天守の最上階で展望台となっている。

回廊となっており、地上約50mの高さから大阪市街を360度眺めることが出来る。

間近に見える巨大な「黄金の鯱」は要チェックだ。

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周辺(大阪城公園内)

豊國神社

豊國神社(大阪)

豊臣秀吉を祀る“出世開運”にご利益があると言われる神社。 鳥居の先には高さ5.2mの巨大な豊臣秀吉像が立っている。 天守の南側、徒歩5分のところにある。

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蛸石

高さ5.5m、幅11.7m、重さ108tという大阪城で最も巨大な岩で圧倒的な存在感がある。

徳川幕府による大坂城再築工事の際、わざわざ岡山県から1624年に運ばれて来た。

※巨石遺跡として有名なイギリス・ストーンヘンジの最大の岩でも高さ6.6mで重さ45t。

岩の左下の模様がタコに見えることから「蛸石」という名前がついた。

桜門をくぐって正面にある。

※天守の南200mくらいのところ。

極楽橋

本丸の北端部の「山里丸」と「二の丸」を結ぶ橋で、JR「大阪城公園駅」から天守に向かう途中にある。

この極楽橋の袂から撮影をすると橋・石垣・天守の3つががきれいに収まるので、人気の撮影ポイントとなっている。

大阪城御座船

大阪城御座船

大阪城の内壕を約20分間で巡る観光船。 日本一の高さの石垣を間近に眺めることができる。 かつて身分の高いが乗る豪華な船だった御座船を再現して、運航している。 金箔貼りで結構派手だ。    

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自然(花)

大阪城の桜は、日本の「さくら名所100選にも選ばれるほど評価が高く、有名だ。

桜の時期には、広大な大阪城公園全体を約3000本の桜が埋め尽くす。

天守の8階展望台から北方面を見渡すと、眼下が桜の花で一面ピンク色になっている風景を楽しむことが出来る。

また、西の丸庭園に咲く約300本のソメイヨシノは非常に美しい。

3月下旬から4月中旬に実施される「観桜ナイター」では、ライトアップした満開の桜と大阪城が同時に楽しめる。

なお、玉造口には、遅咲きの八重桜が植えられており、ソメイヨシノが散った後でも花見を楽しむことができる。

大阪城は梅でも有名だ。

天守の東側、内堀と東外堀にはさまれた約1.7haの場所に100品種を超える梅1,300本の梅が植えられており、早春には色とりどりの見事な花をつける。

一番の見頃は、2月下旬~3月上旬でたくさんの梅が満開を迎える。

早く咲く品種や、また逆に遅く咲く品種もあるので、1月下旬から3月末くらいまでは楽しめる。

3月中旬からは桃の花を、下旬からは桜と一緒に鑑賞することが出来て良い感じだ。

梅林へのアクセス

市営地下鉄・長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク駅」から徒歩9分、JR・環状線「大坂城公園駅」から徒歩12分、「森ノ宮駅」/JR・環状線、市営地下鉄・長堀鶴見緑地線と中央線 から徒歩13分。

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