オススメ度

外国語対応

奄美大島の概要/印象

「恐竜時代の森のような原生林」「深い森に生息する固有で希少な動植物」「日本有数の透明度を誇る青く美しい海」「200 種類以上の珊瑚が形成する珊瑚礁」「豊富な種類のカラフルな熱帯魚」などなど、手付かずの豊かで美しい自然が残り、大島紬や黒糖焼酎、島唄などの魅力的な独自の文化もある奄美大島は、近くの沖縄ほどではないが、日本人の間で人気がある観光地/リゾートだ。

※ちなみに、奄美大島周辺の美しい海の色は「奄美ブルー」と呼ばれている。

面積は約712㎢で、日本の島としては沖縄本島と佐渡島に次いで3番目に大きく、鹿児島からは南西に約380km、沖縄本島からは北東に約350kmとほぼ中間に位置する。

奄美大島は、元々ユーラシア大陸の一部であったが、約2,000,000年前から南東方面へ移動し続けた結果、大陸と切り離された。

以来、独自の進化を遂げた固有の珍しい動植物の宝庫となっており、“東洋のガラパゴス”とも呼ばれている。

上記が評価され、徳之島・沖縄本島北部・西表島と共に2021年7月に世界自然遺産として登録された。

森や海などの自然が素晴らしいだけでなく、明るく穏やかな人々が暮らす奄美大島では、のんびりした時間が流れている。

心が疲れて癒しが必要な人にはお勧めの場所だ。

大自然を満喫できる多種多様なアクティビティが揃っているが、特にマリンアクティビティ(ダイビングやサーフィンなど)が充実している。

ただ、あくまで田舎だ。

君が自然に興味のない“都会派”ならば、短時間で飽きるだろうから、ここには決して来てはならない。

時間と金と気持ちの無駄だ。

 

ここで奄美大島の歴史を少し語る。

ちょっと意外な感じだが、歴史は結構古い。

数万年前から人が定住していたようで、23,000年くらい前の遺跡も見つかっている。

奄美群島は、古くから交易を通じて中国や日本の中央部との交流があり、7世紀からは日本の歴史書にも度々登場してくる。

1447年に琉球王国に征服され、以降1608年まではその支配下に入り、1609年から1867年までは日本の薩摩藩に統治された。

侍たちの時代が終わって約10年後の1879年に正式に日本の領土となったが、第二次世界大戦終結の1945年からはアメリカによって統治され、1953年に日本に復帰して現在に至る。

奄美群島の人々は、何百年も色々な国々に支配されて過酷な時間を過ごすことが多かった点はここで伝えておきたい。

 

ちなみに、君のメインの目的が、グルメやナイトライフ(※バーくらいだが)などであれば、繁華街のある名瀬に宿を取ることをお勧めする。

逆にリゾートライフを楽しみたいのであれば、南部の大島海峡の近くか、北部の海岸沿いにある宿泊施設に泊まるのが良いだろう。

お勧め・特筆事項

美しい景色/自然、自然系のアクティビティ(山と海)、文化体験、グルメなどを楽しんでくれ。

ショッピングはあまり期待できない。

美しい景色/自然に関しては、主にビーチや岬、展望台などから、青く綺麗な海や亜熱帯の深い森を眺めるなどになるだろう。

奄美大島は夕陽が素晴らしいので、夕暮れ時は東シナ海側や島西部の海岸か、西側に視界が開けた高台に行くべきだ。

自然系のアクティビティ(山)は、マングローブ原生林でのカヌーや、金作原原生林での散策、ナイトサファリなどで、奄美大島の自然の素晴らしさを体感できる。

自然系のアクティビティ(海)も種類が豊富でレベルも高い。

日本有数の透明度を誇る青い海と、美しい珊瑚礁や、熱帯魚などを眺めながら行うダイビングやシュノーケリング、シーカヤックなどは非常に楽しい。

ビーチは、島中に素晴らしいものがいくつもあり、その多くが海水浴にも適している。

そして、いつでも良質の波が起こる奄美大島は、日本のサーファー達にとっては“サーフィンの聖地”でもある。

なお、奄美大島では、鯨ウォッチングも盛んだ。

ツアーに参加すれば1月下旬〜3月末までは90%以上の確率で間近に鯨を見ることが出来る。

文化体験に関しては、約1,300年という長い歴史を持つ絹織物、大島紬の製造工程の見学や泥染め体験などが出来る施設がいくつかある。

グルメに関しては、黒糖焼酎、鶏飯、シーフード、果物などは美味しいが、その他はそうでもない。

ただ、郷土料理を出すレストランや居酒屋で、黒糖焼酎を飲みながらローカルの民謡である「島唄」の演奏を聴いたり、皆で一緒に踊ったりするのは楽しい。

なお、奄美大島を訪れる場合、時期選びが重要だ。

というのも5月中旬から6月下旬までは梅雨で、8〜9月は強い台風が通過することが多い。

天気が良くないと海が綺麗にならず、くすんで見える。

そうなると海/ビーチの良さは95%くらい無くなってしまう。

※奄美大島は、“いつも太陽が燦々”というイメージがあるが、年間を通して大量の雨が降ることから、日照時間は日本一短い場所だ。

最悪なのは台風だ。

台風が来ると飛行機や船は全て欠航になり、君は島に閉じ込められることになり、旅行の計画も大幅に狂ってしまう。

※8〜9月に訪れた場合、君の滞在時に台風が来る確率は例年通りならば20%くらいだ。

なので、一番良い時期は梅雨明け後の7月だ。

※冬は結構寒く、気持ちよく海に入れるのは 5~9月の約5ヶ月間。

奄美大島へのアクセス/データ

飛行機

東京(羽田・成田)、大阪(関西・伊丹)、鹿児島、福岡、沖縄、奄美群島(=徳之島・与論島・喜界島)との間に航空路線がある。

LCC(格安航空)を利用出来る東京(成田空港)と大阪(関西国際空港)からは安く行くことが出来るが、その他の場所との航空券は非常に割高だ。

なお、運行頻度に関して言うと、鹿児島とは1日8〜10便が飛んでいるが、その他の場所とは1日1〜3本と少ない。

※以下は奄美空港の時刻表へのリンク

奄美空港

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空港からのアクセス

奄美空港は島の北部にあり、中心地・名瀬までは約30kmとかなり遠いところにある。

  1. バス
    奄美空港と中心地・名瀬との間は、大体30分に1本の頻度でバス便がある。
    所要時間は約60分で、料金は1100円。
    「奄美パーク」経由と北側の赤木名経由の2つの路線があるが、いずれも名瀬までは行く。
    ※直行便ではなく、途中にたくさん停留所がある。
  2. タクシー
    中心地・名瀬までは所要時間は約50分で、料金は9,000円〜10,000円とかなり高い。

船(フェリー)

フェリー便が、鹿児島との間に1日1〜2便、沖縄との間に1日1便ある。

港がある場所が中心地・名瀬なのは良いが、

「時間がかかる(※所要時間は11〜13時間)」、「料金も飛行機とほとんど変わらない」「台風や高波など悪天候時は欠航しやすい」という大きな欠点が幾つかあるので、全くもってお勧め出来ない。

A’Lineとマリックスラインという2社が運行しているが、ホームページも多言語対応になっていないので、予約するのも一苦労だ。

名瀬港

船会社A’Lineマリックスライン
住所鹿児島県奄美市名瀬塩浜町17-2281鹿児島県奄美市名瀬塩浜町
TEL0997-53-2111099-225-1551
休日無休無休
URLhttps://www.aline-ferry.comhttps://marixline.com/

島内のアクセス

奄美大島はかなり大きい島だ。

公共交通機関はバスのみで、中心部以外はバスの運行本数が少ないので、レンタカーがないと非常に不便だ。

レンタカーがなくて、色々島内を回りたかったら以下のような観光ツアーに申し込むのが良いだろう。

なお、島内は、いくつかの町の中以外はコンビニもないので、出かける場合は事前に色々と買いこんでいた方が良い。 ※ジュースなどの飲料の自動販売機はあちこちにある。

レンタカー

レンタカー会社は奄美空港周辺に集中しているが、中心地の名瀬、南部の古仁屋などにもある。

奄美大島のレンタカーの需要は強く、週末や日本の長期休暇期間だと、車が全て貸し出し中になってしまうことが多々ある。

よって事前の予約を強くお勧めする。 以下は多言語対応しているレンタカーのサイトへのリンクだ。

タイムズカーレンタルTabirai Japan
TEL0997-63-0240Webサイトからの予約
URLhttps://rental.timescar.jp/kagoshima/shop/4604/https://www.tabirai.net/car/kagoshima/amami_airport/

※軽自動車ならば1日のレンタル料金は3,000円くらいだ。

なお、山間部は未舗装の道や急カーブなども多いので運転には気をつけてくれ。

また、ほとんどの場所で駐車場がタダなのは良い感じだ。

バス

奄美大島内には、主要地点(奄美空港、名瀬市街地、せとうち海の駅など)をカバーする「しまバス」、瀬戸内町の集落を結ぶ「南部交通バス」、名瀬から大和村方面に運行する「大和村直行バス」という3つのバス会社が運行している。

名瀬市街地では、10〜20分に1本程度と結構頻繁に便があるが、それ以外だと数時間に1本程度しかない。

なお、「しまバス」のみ使える路線バス乗り放題チケット(1日2,100円、2日3,150円、3日4,200円)もある。

以下は一番ポピュラーな存在である「しまバス」の路線図へのリンクだ。

タクシー

奄美空港と名瀬の中心部は、簡単にタクシーをつかまえることが出来るが、その他の地域にはタクシーは全く走っていない。

なのでタクシー会社に電話をして来てもらう必要があるが、おそらく外国語は通じない。

見どころ/体験場所

奄美大島はかなり広いので、近接しているスポットは一緒に回った方が効率的だ。

以下で奄美大島を3つのエリアに分け、近接しているスポットをまとめたので参考にしてくれ。

※奄美空港は島の北部に、繁華街と港がある名瀬は島の中部にある。

北部

  • 展望台・岬
    あやまる岬・笠利崎・蒲生崎観光公園・二つの海が見える丘
  • ビーチ
    崎原(さきばる)海岸・土盛海岸・ハートロック
  • 自然体験
    鯨ウォッチング/龍郷町
  • マリンスポーツ
    ダイビング・シュノーケリング・シーカヤック・サーフィン/太平洋側の海岸+笠利湾の海岸
  • 文化体験
    奄美大島紬村/龍郷町、名瀬/島唄
  • グルメ
    鶏飯の有名店(ひさ倉・みなとや)
  • ショッピング
    ビッグII奄美店

中部

  • 繁華街
    名瀬
  • 自然体験
    金作原原生林
    マングローブ原生林/住用町
    ナイトサファリ/住用町
    鯨ウォッチング/名瀬
  • 文化体験
    島唄/名瀬
  • ビーチ
    大浜海浜公園

南部&西部

  • 展望台・岬
    高知山展望台・油井岳展望台・湯湾岳展望台公園・ハートが見える丘・マネン崎展望台
  • ビーチ
    タエン浜海水浴場・ヤドリ浜・ホノホシ海岸
  • 自然体験
    遊覧船/古仁屋
  • マリンスポーツ
    ダイビング・シュノーケリング・シーカヤック・サーフィン/大島海峡

観光

夕陽

奄美大島では、西側に視界が開けた高台や、岬、ビーチで雄大かつロマンチックな夕陽を見ることが出来るので、夕暮れ時に訪れることを強くお勧めする。

以下は主な夕陽の名所だ。

  • 北部
    蒲生崎観光公園、崎原海岸
  • 中部
    大浜海浜公園
  • 南部
    高知山展望台、油井岳展望台、タエン浜海水浴場 
  • 西部
    湯湾岳展望台公園

なお、奄美大島の日没時間は本土と比べるとかなり遅く、以下のようになっている。

  • 春(3〜5月):6:20〜7:15 p.m.
  • 夏(6〜8月):6:45〜7:20 p.m.
  • 秋(9〜11月):5:30〜6:40 p.m.
  • 冬(12〜2月):5:20〜6:20 p.m.

展望台・岬

奄美大島の展望場所を眺めの良さで“勝手に”ランキングすると以下のようになる。

1位:高知山展望台
2位:マネン崎展望台
3位:蒲生崎観光公園
4位:あやまる岬
5位:みはらし広場/大浜海浜公園
6位:笠利崎
7位:湯湾岳展望台公園
8位:2つの海が見える丘/加世間峠
9位:油井岳展望台
10位:ハートが見える丘

北部

あやまる岬

太平洋に突き出した形の岬だ。 高台にある展望台の敷地内は芝生になっており、良い感じだ。 展望台の周囲には何もないので、視界が開けており、眺めが素晴らしい。 群青色の海、白い砂浜、蘇轍や阿檀が生い茂るジャングルの緑、青い空 […]

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笠利崎

奄美大島の最北端にある岬で、道路の行き止まりから結構険しい山道を5分ぐらい登っていくと灯台がある。 標高は約60m、視野も約270°くらいあるので、灯台の敷地からの眺めは非常に良く、太平洋の大パノラマを望むことができる。 […]

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蒲生崎観光公園

海抜120mの高台にある公園だ。 県道602号から入り、細く曲がりくねった山道を車で10分ぐらい上ったところにある。 駐車場から緑に覆われた遊歩道をしばらく歩くと展望台が現れ、一気に視界が開ける。 この展望台から見下ろす […]

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2つの海が見える丘/加世間峠

左側に東シナ海、右側に太平洋という2つの海を同時に眺めることが出来る場所だ。 山頂付近にあるので眺めが良い。 ただし、場所が少しわかりにくいので要注意だ。 また、海岸方面へ通じる道は現在工事中で通り抜けが出来ないので、奄 […]

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南部&西部

高知山展望台

奄美大島で一番眺めの良い展望台(※たぶん)で、標高415mのところにある。 展望台は、キノコ状の、ちょっと可愛い感じの建物だが、最上階では絶景が君を待っている。 リアス式海岸と美しい珊瑚礁を有する大島海峡、その先に浮かぶ […]

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油井岳展望台

高知山展望台から約2 km 上がったところにある展望台。 2つの展望台は近接しているので一緒に回るといいかもしれないが、高知山展望台に比べると油井岳展望台の眺めは全く良くない。 むしろ展望台の150 mぐらい手前にある道 […]

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ハートが見える丘

県道 626号線沿いの高台にある展望台。 ここから湾を見下ろすと“綺麗に”とは言えないが、何とかハートの形になっている。 カップルで来て、二人でハートの形をした湾を眺めたり、“ハート”をバックに自撮りをするとかなり良い感 […]

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マネン崎展望台

県道 626号線沿いの高台にある展望台。 視界も開けており、非常に眺めが良い。 ここから見える、珊瑚礁・島々とリアス式海岸・海の色の美しいグラデーション・山々の深い緑などの景観は素晴らしい。 展望スポットは2つあり、1つ […]

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湯湾岳展望台公園

標高694mで奄美群島の最高峰である湯湾岳。 ここはその湯湾岳の登山口にある展望台で、標高480 mの位置にある。 駐車場から山道を5分ほど歩いた所にある展望台からは、周囲を360°見渡すことが出来るが、見えるのは主に緑 […]

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ビーチ

北部

崎原海岸

“奄美大島で最も美しい”と呼ばれているビーチだ。 笠利湾に突き出した岬の先端にあり、観光客が少なくて静かなため、まるでプライベートビーチのようだ。 海岸沿いの阿檀の並木をくぐると、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンに輝く海 […]

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土盛海岸

奄美空港から一番近い海岸で、奄美大島のビーチの中でもその美しさはトップクラス。 エメラルドグリーンの美しい海は非常に透明度が高く、珊瑚が群生している。 砂浜の白と、海の緑や濃い青が織りなすグラデーションは、美しく幻想的だ […]

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中部

大浜海浜公園

「日本の渚100選」に選ばれているビーチ。 中心部の名瀬から最も近いビーチであるため、地元の人たちや観光客に大人気だ。 東シナ海に面した海岸には白い砂浜と青い海が広がり、開放感がある。 ここは、美しい夕日の名所として有名 […]

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南部&西部

タエン浜海水浴場

白い砂浜と透明度が非常に高いエメラルドグリーンの海が広がるビーチ。 奄美大島の西端近くにあり、夕日スポットとしても有名だ。 珊瑚礁の間には色鮮やかな熱帯魚たちがたくさん泳いでおり、そしてタイミングがよければすぐ沖合を泳ぐ […]

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ヤドリ浜

大島海峡の東、そして奄美大島のほぼ最南端に位置する美しい海岸で、対岸に加計呂麻島が見える。 ここでは、青い海と白い砂浜が続き、大きな榕樹の樹々が砂浜に木陰を作り、まさに南国という雰囲気を醸し出している。 遠浅で、波が穏や […]

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※「古仁屋港」から「ヤドリ浜」までバスがあるが、2〜3時間に1本しかないのでお勧めしない。
どうしても乗りたかったら以下のサイトを見て調べてくれ。

その他景勝地

北部

ハートロック

1日2回ある干潮時にのみ現れるハートの形の潮だまりで、大人気の恋愛・パワースポットだ。 奄美大島の北東部、赤尾木集落・東側の海岸にある。 細い道路沿いに海岸に向かう入り口があり、時々ハブが出るジャングルを歩くと3分ぐらい […]

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ハートロックの写真を撮って、スマートフォンやPCの待ち受け画面にすると恋が叶うと言われている。

何でも信じてしまう純粋な君や、他にすがるものがない君は、試すと良いだろう。

ここは、基本カップルか、せいぜい人生が楽しくて仕方のない女の子グループが行くところだ(※すまん、言いすぎた。 

特に君が“彼女なし”の男性である場合は、独りだけで行くのは止めた方が良いだろう。

周りのカップルの楽しそうな様子を見て君のハートが石のように固まってしまう。

なお、駐車場は県道 82 号線沿いにある。

そこから名瀬/南西方面に100mくらい歩いて左折し、さらに100mくらい歩くと海岸に向かう入り口がある。

南部&西部

ホノホシ海岸

太平洋の荒々しい波に洗われ続けて真ん丸になった、多数の石が積み重なる海岸で、奄美大島の南端の岬にある。 丸い石たちは、波が押し寄せる度に「ゴロゴロ」「ガラガラ」とちょっと不思議な音を立てる。 「石を海岸から持ち出した人物 […]

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「石を海岸から持ち出した人物には災いがもたらされる」という古くからの伝説があり、丸い石は持ち出し禁止となっている。

※丸い石がなくなると観光上困るので、こういう伝説が出来た可能性はあるが。。。

※君の同行者の中に嫌いな奴がいれば、石を持ち帰るように勧めてみても良いかもしれない。

アクティビティ(文化体験)

文化に関しては、琉球と薩摩の影響を多大に受け、そして中国や東南アジアの要素も多少混じり、独特の文化・風習が生まれ育まれている。

大島紬

約1300年という長い歴史を持つ絹織物で、「ペルシャ絨毯」や「ゴブラン織」と並んで、“世界三大織物”の一つに数えられている。

大島紬の最大の特徴は、「先染めの絹糸を縦横に組み合わせた、世界でも類を見ないほどの細かな絣模様」と「独特の深い黒色を作り出す泥染め」だ。

大島紬は美しいだけでなく、以下のような機能性も持ち合わせる。

「軽くて柔らかい」「皺になりにくい」「着ると温かい」「染色の工程で、糸にタンニンや鉄分が染み込んでいるため虫食いが起きにくい」「150年から200年保つほど丈夫」

大島紬の製造工程数は全部で30~40もあるが、一貫して手作業で行われ、1反(たん ※幅約37cm、長さ約12,5m)の布が完成するまでに約1年の時間がかかる。

製造工程を簡単に紹介すると以下のようになる。

手で紡いだ絹糸を、山に自生している車輪梅の幹や根を煮出した、タンニンを含む汁で20回ほど染めた後、鉄分を含む泥田で揉みこむという工程を4〜5回繰り返し行う。

その結果、化学反応によって深く光沢のある黒色に染まった絹糸を、織り子たちが簡単な機械や手を使い、1.5〜2ヶ月くらいの時間をかけて織って完成させる。

※大島紬の文様のモチーフは、通常、自然の草花だ。

なお、奄美大島には泥染めや手織などの職人技を見学/体験出来る施設がいくつかある。

 

以下はその代表的な施設だ。

奄美大島紬村

大島紬の生産工程の見学や、ハンカチ・Tシャツなどを使った泥染などの各種体験が出来る施設。 約50,000㎡の広大な亜熱帯植物庭園の中にあり、大島紬の着物やグッズを販売するショップなども併設する。 大島紬の生産工程のガイド […]

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島唄

奄美群島で古くから歌い継がれてきた民謡。

島民たちは、今でも祭りや結婚式などの祝事などの時に、島唄を歌い、踊っている。

裏声を多用する独特の高音の歌声と、三線による弾語りが特徴だ。

島唄には、どこか哀愁やわびしさを感じさせるものが多いが、その背景には奄美群島が辿ってきた壮絶な歴史がある。

そういった点では、島唄はブルースでもあると言えよう。

中心街の名瀬には、島料理を味わいながら島唄の演奏を楽しめる店がいくつかある。

以下はその代表的な店だ。

吟亭

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郷土料理 かずみ

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アクティビティ(自然体験)

マングローブ

奄美大島・中南部の、住用川と役勝川が合流する太平洋に面した河口には、広大なマングローブ原生林がある。

広さは約700,000㎡で、マングローブ林としては日本で2番目の広さだ。

なお、日本一の広さのマングローブ林は沖縄県の西表島にあり、その広さは1,580,000㎡。

※世界一の広さのマングローブ林は、バングラデシュのシュンドルボン国立公園の中にあり、その広さは4,000,000,000㎡で、奄美大島のものの約5,700倍とちょっとスケールが違う。

なお、マングローブとは熱帯・亜熱帯地域の海水と淡水が混ざり合うところに生育する植物の総称。

「黒潮の森マングローブパーク」では、河口に広がる迷路のようなマングローブの森をカヌーで回る体験が出来る。

満潮時は、主にカヌーを漕ぎながらマングローブ原生林を観察し、干潮時は、カヌーを漕ぎつつ干潟で生き物を観察する感じだ。

所要時間は約1時間、料金は2,000円、体力がない君でも気軽に参加できるのでお勧めだ。

※カヌーツアーは1日5回、10時から1時間30分毎に催行される。

黒潮の森マングローブパーク

マングローブ原生林に隣接する自然公園。 広大なマングローブ原生林を見晴らすことの出来る眺めの良い展望台や、植物を間近に観察できる遊歩道を無料で楽しめるのは良い! 有料ゾーンには、自然について学べるマングローブ館、16コー […]

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原生林ウォーク

金作原原生林

はるか昔にユーラシア大陸から孤絶し、そして豊かな山や川に恵まれた奄美大島では、たくさんの固有の動植物が独自の進化を遂げてきた。

奄美大島のほぼ中央に広がる金作原原生林は、亜熱帯植物が生い茂り、太古の森にタイムスリップしたような、映画「ジュラシックパーク」の舞台を彷彿とさせる雰囲気だ。

この原生林ウォークは、ルリカケスやアマミノクロウサギなど、地球上で奄美にしかいない生き物たちのオアシスとなっているジャングルを約2km、ガイドとともに歩いて回るアクティビティだ。

経験豊富なガイドたちが珍しい動植物の名前や生態、パワースポットなどを紹介してくれる。

※なお、金作原原生林は、個人での立ち入りが制限されている。

このアクティビティのハイライトは、「“生きた化石”といわれる巨大なシダ植物であるヒカゲヘゴ の群生を見ること」なのでかなり地味だ。

大型の肉食獣とか象とかパンダとか、インパクトのある動物が出てきたりはしないので、そんなに自然が好きではない君にとっては刺激が足りないだろう。

逆に自然が好きな君は、是非とも参加すべきアクティビティだ。 以下のようなウェブサイトから予約が可能だ。

その他の以下の会社もツアーを催行しており、若干安い。

※所要時間は約3時間、名瀬の中心部への送迎がついて、どこも料金は4,000円くらいだ。

ナイトサファリ

生き物の生態に精通したガイドととともに、フルオープンの4WD車に乗って夜のジャングルを探検するアクティビティ。

日没時間にあわせて出発し、山道を登っていくと、アマミノクロウサギなど、珍しくて貴重で、かつ地味な夜行性の動物たちが次々に出現する。

以下のようなwebsiteから英語では予約が可能だ。

その他の以下の会社もツアーを催行しており、若干安い。

※所要時間は約3時間、名瀬の中心部への送迎がついて、どこも料金は8,000円くらいだ。

アクティビティ(海)

素晴らしい透明度を誇り、そして豊富な種類の熱帯魚や珊瑚が繁茂する奄美大島の海。

マリンアクティビティで海の世界を満喫してくれ。

遊覧船

水中観光船せと

太平洋と東シナ海を結ぶ大島海峡を遊覧する半潜水式水中船。 全ての席が大きな窓に面しており、透明度抜群の海中を覗くことが出来る。 色鮮やかなたくさんの熱帯魚や、200 種類以上の珊瑚からなる珊瑚礁などが君の目を楽しませてく […]

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鯨ウォッチング

奄美大島は、鯨の観察スポットとしては日本のトップ5に入っている。

2020年に奄美大島で確認されたザトウクジラの数は約1,000頭。

※ちなみに奄美大島の鯨ウォッチングツアーの場合、鯨との遭遇率は何と90%以上(!)。

ザトウクジラたちは、毎年1~4月に子育てのために遠いシベリアの海からこの辺りの海域にやってくるが、ウォッチングのベストシーズンは2〜3月だ。

もっと細かく説明すると、1月中旬から鯨の現れる数が増えていき、1月下旬からはピークに達する。

そして、2月に入ると赤ちゃん鯨も誕生する。

4月上旬に入ると鯨の数は徐々に減っていく。

最大で15mもの大きさになるザトウクジラが豪快にジャンプする「ブリーチング」や、6mの高さにまで潮を吹く「ブロー」などのパフォーマンスや、親子が仲良く並んで泳ぐ様子などを、高い確率で間近に見ることが出来る。

料金は、半日ツアー(約3時間):6,000円、1日ツアー(約6時間 ※ランチ付き):13,000円くらいだ。

別料金で鯨と一緒に泳げるコースもあるが、ダイビングライセンスを持っていることが必須となる。

以下のようなウェブサイトから英語では予約が可能だ。

その他の以下の会社もツアーを催行しており、若干安い。

マリンスポーツ

以下のようなwebsiteから英語では予約が可能だ。

以下の会社もツアーを催行しており、若干安い。

ダイビング

シュノーケリング

シーカヤック

サーフィン

ダイビング

透明度が高く、珊瑚や熱帯魚が生息する豊かな海に囲まれた奄美大島では、一年中ダイビングを楽しむことが出来る。

北部の東シナ海側と、南部の太平洋側(大島海峡エリア)が主なダイビングポイントだ。

ディズニー映画「ファインディングニモ」で有名なカクレクマノミや海亀などに高い確率で出会うことが出来るのが良い。

体験ダイビングのツアーに参加した場合、所要時間は3〜5時間で、料金は12,000〜16,000円くらいだ。

シュノーケリング

北部の東シナ海側(倉崎海岸・崎原海岸・打田原ビーチ)と北部の太平洋側(土盛海岸)、南部の大島海峡(ヤドリ浜)などがお勧めのスポットだ。

場所とタイミングにもよるが、海亀などに高い確率で出会うことが出来るのが良い。

シュノーケルがあれば自分で出来るが、ツアーに参加した場合、所要時間は2〜3時間で、料金は6,000〜12,000円くらいだ。

シーカヤック

船では行けない岩の間を通ったり、ビーチに上陸したり、自由自在に海を楽しめるシーカヤック。

大島海峡が一番人気のあるスポットだ。

ツアーに参加した場合、所要時間は2〜3時間で、料金は7,000円くらいだ。

サーフィン

奄美大島は、日本のサーファー達にとっては“聖地だ。

それは、奄美大島が四方を海に囲まれた島であるため、一年中どこかのスポットで必ず波が立っており、そして極上の波が立つことも多いことによる。

そして人が少なくサーファーたちのマナーも良いので、一度ここに来ると必ずリピーターになると言われている。

夏場は太平洋側、12~3 月は東シナ海側のビーチがサーフポイントとなる。

北部の太平洋側にある「手広海岸」が一番有名で、南部の大島海峡にある「ヤドリ浜」も人気だ。

初心者向けの少人数のスクールに参加した場合、所要時間は約2時間で、料金は8,000〜12,000円くらいだ。

グルメ

奄美の料理は沖縄と鹿児島の影響を大きく受けており、甘口の味噌、蘇鉄(そてつ)味噌、黒糖などを使った甘めの味付けが特徴だ。

日本の他の地域に比べると、正直言って味のレベルは落ちる。

郷土料理

鶏飯

奄美大島を代表する郷土料理。

細くスライスされた茹でた鶏のささみ、錦糸卵、大根やパパイヤなどの漬け物といった具材をご飯の上に載せ、鶏からとったスープをたっぷりかけて食べる一品だ。

鶏飯は、約400年前に薩摩藩の役人をもてなす高級な料理として誕生した。

元々は炊き込みご飯のような料理だったが、1946年にご飯に具材をのせてスープをかけるというスタイルにアレンジされ、それが現在では標準となっている。

以下は代表的な鶏飯の店だ。

元祖鶏飯みなとや

1946年創業の、老舗の鶏飯専門店。 店前の大きな鶏のモニュメントが目印だ。 この店の初代店主が、ご飯に具材をのせて鶏スープをかけて食べるという現在の鶏飯のスタイルを作り上げた。 地元の鶏を丸ごと使ったスープは、その日に […]

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けいはん ひさ倉

大型の鳥料理店。 近隣の直営養鶏場で放し飼いで肥育した良質な地鶏のみを使っている。 2003年に当時の日本の天皇夫妻が訪れて食事をしたことでも話題となった。 鶏飯以外にも、焼き鳥などのメニューも美味しい。

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鳥しん

奄美大島の中心地・名瀬にある郷土料理店。 鶏飯も美味いが、それ以外にも幅広いメニューがある。 昼から夜遅くまで開いているので使い勝手が良い。

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居酒屋・郷土料理店

奄美大島の居酒屋・郷土料理店は、「おまかせコース」のみというところが多い。

食べ物の量が非常に多く、ドリンクも5杯くらいまで自由に注文出来て、価格は4,000円くらいなので、結構お得だ。

黒糖焼酎

焼酎は、日本の伝統的な蒸留酒。

黒糖焼酎は、地元のサトウキビから作られた黒砂糖と米麹を原料としており、発酵・蒸留といった過程を経て出来上がる。

黒糖焼酎は、ほんのりと甘い味わいで飲みやすく、日本国内でも人気がある。

代表的な銘柄は「龍宮」、「れんと」、「里の曙」などだ。

黒糖焼酎は、日本では奄美群島でのみ製造が認められている、このエリアの特産品だ。

約20の醸造所が、それぞれ個性あふれる製品を作っている。

以下の醸造所では製造工程を見学できる。

※要事前予約

奄美大島酒造

北部の龍郷町にある

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奄美大島開運酒造

西部の宇検村にあり、空港や名瀬からかなり遠い。

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富田酒造場

名瀬にあり、アクセスが良いが、見学には1,000円かかる。

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町田酒造

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なお、焼酎の製造工程は機械化されていて、見てもさほど面白くはないが、この見学と焼酎の試飲は(※富田酒造場以外は)無料なので、君に文句を言う権利はない。

ショッピング

奄美大島は離島なので、当然ショッピングは充実していない。

君に出来ることは、街中、観光地、空港などで土産物を買うくらいだ。

大島紬

大島紬は、「ペルシャ絨毯」などと比較しても、その価値が不当に低く評価されている気がする。

実際、世界での知名度は劣っており、製品の価格も比較的安い。

※良い製品を作るのは得意でも、マーケティングが下手な日本らしい話ではあるが。。。

現在、奄美大島では職人たちが高齢化しており、若い成り手もあまりいないようなので、将来的には大島紬が無くなってしまう可能性もある。

お金がある君は、今のうちに大島紬の着物をたくさん買っておけば、20年ぐらいしたら絵画などのアートのように値上がりしてかなり儲かる気がする。

※儲からなくてもこちらとしては責任を取れないが。。。

 

新品の着物を購入するならば、生産地である奄美大島で買う方が、他のエリアに比べて、断然安い。

 

以下は代表的なショップだ。

川畑呉服店 紬レザーかすり

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紬のとくやま

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興紬工房

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※前述した「奄美大島紬村」などの工房でも買うことが出来る。

土産物

ビッグII 奄美店

約6,000㎡と、奄美大島では最大の売り場面積を誇る総合スーパー。 食品、衣料品、雑貨、レジャー用品など、だいたい何でも置いてある。 店内には、奄美と沖縄の土産物を売る広めのコーナーがある。 価格はそれほど安くないが、品 […]

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