沖縄の概要/印象

美しい青い海と豊かな自然があり、ゆったりとした時間が流れる沖縄は、日本で一番のリゾート地であり、日本人も大好きなエリアだ。

各種の「日本の観光地・人気ランキング」では、大体北海道とトップを争っている。

自然・マリンスポーツ・リゾート・スローライフ・スピリチュアルなもの などが好き、あるいは精神的に疲れており何かに癒されたい君にはお勧めの場所だ。

※実際、東京など都会の暮らしに疲れて沖縄に移住する日本人がたくさんいる。

逆に“都会派”の君はすぐに退屈してしまうだろうから来ない方が良い。

時間と金の無駄だ。

日本の一番南西(※東京からは約1,500km離れている)にあり、亜熱帯と一部は熱帯に属する沖縄は、色々な点(気候・文化・言語・風習・料理など)で非常に独特で、かなり日本・本土とは違う。

※実際、約150年前まで「琉球王国」という別の国だった。

具体的には、「人々はのんびりしており、顔の彫りが深い(※本土の日本人はその反対)」「沖縄の方言は本土の日本人にとってほぼ外国語でほとんど理解出来ない」「夜が遅い(※スーパーが24時まで開いていたり、飲み屋も深夜から混み始めたりする)」「人口が増えている(※本土は少子化で人口が減っている)」 などなど。

なお、沖縄の文化や風習には、沖縄独自のものに歴史的な影響が強かった日本・中国・アメリカ・東南アジアなどの要素が混じっている。

なお、沖縄は空手の発祥の地でもある。

以下は沖縄県の概要だ。

沖縄県の総人口は約1,457,000人。

沖縄県の合計特殊出生率は30年以上日本で一番高く、少子化の続く日本の中では珍しく人口増が続いているエリアだ。

Covid-19の前で、観光客数は約10,290,000人(うち海外からは1,830,000人)と観光が盛んな県で、海外からの観光客の比率が高い。

海外からの観光客のうち約40%が地理的に近い台湾からというのが特徴だ。

産業としては、観光以外に見るべきものはないというちょっと悲惨な状況だ。

※GDPにおける製造業の比率が非常に低く、サービス業などの第3次産業の比率が約85%と異常に高い。

歴史

沖縄があるエリアでは少なくとも約30,000年以上前から人が定住していた。

※今から32,000年前の日本最古の人骨が那覇市で見つかっている。

これらの人々は、沖縄があるエリアが今より水位が低く、ユーラシア大陸や東アジアの島々と陸続きであった最終氷期(70,000〜8,000 BC)に移り住んできたと推測される。

このエリアでは長く交易と漁業を中心とした生活様式が続いたが、12世紀ごろから稲作・畑作を中心とした本格的な農耕社会に移行した。

この時代は日本本土や中国大陸との交流も盛んで、東南アジアをも含めたアジア貿易の中継点としてこのエリアは大いに繁栄した。

農耕と交易の富を集めて力をつけた各地の有力者たちは按司と呼ばれる豪族となり、石垣で囲まれた城(グスク)を築き、周辺の集落を傘下に入れ、小国家を築いた。

14世紀に入ると各地の勢力が統合され、三つの国にまとまった。

※この時期は「三山時代」と呼ばれ、約100年続いた。

1429年に尚巴志という人物によって沖縄は統一され、尚氏を王とする琉球王国(1429〜1879年)が始まる。

1469年にクーデタにより家臣の金丸が王となるが、彼は尚へと改名し、そのまま尚氏王統を引き継いだ。

この第二尚氏王統時代の初期に、琉球王国は中央集権化を進め、国家体制を整備し、最大版図を築くなど、黄金時代を迎える。

そして東アジアや東南アジアなどと積極的に交易を行い、中継貿易の拠点として莫大な利益を上げ、大いに繁栄した。

が、16世紀に入ると、利幅の大きい中国との間の朝貢貿易が大幅に減り、アジアに進出してきたポルトガルなどのヨーロッパ諸国、中国、日本、東南アジアなどが直接貿易をするようになったため、琉球を中継地とする貿易は衰退の一途をたどることになった。

結果として琉球王国の国力は弱体化し、1609年には薩摩藩(今の鹿児島県)からの侵攻を受け、実質的にその支配下に入ることになる。

ちなみに、琉球王国は14世紀末から中国(明と清)へも朝貢しており、中国の冊封体制にも組み込まれていた。

琉球王国は、薩摩藩と中国のいずれにも従属しつつも何とか独立国家の体裁を保ち、独自の文化は維持した。

1868年に日本本土で侍たちの時代が終わって近代化が始まると、琉球は1879年に沖縄県として日本の一部となり、450年間続いた琉球王国は滅亡した。

沖縄エリアは、域内に元々競争力のある産業や資源などがほとんどなく、生産性や技術力、人々の識字率なども本土に比べ著しく低かったことに加え、インフラや法律などの社会システムの整備なども遅れたため、長い間中々発展しなかった。

第2次世界大戦末期の1945年3月末から6月末にかけては、日本軍とアメリカ軍が沖縄で激しい戦闘を行い、日本軍は完敗し、沖縄の多くの地域もほぼ壊滅状態となった。

この「沖縄戦」によって、日本の軍人が約94,000人、沖縄の一般住民は約94,000人が亡くなっているが、沖縄出身の軍人を含めると、当時の沖縄の人口490,000人の約4分の1が亡くなるという悲惨なものであった。

日本軍は、日本本土を守るために沖縄全体を戦闘に巻き込み、そして軍事行動を最優先して、本来守るべき民間人に多大な犠牲を強いた。

※この無謀とも言える戦いによって、日本の実質的な支配下に置かれた1609年以降に積み重なっていた沖縄県民の“反日感情”は頂点に達し、沈静化した現在でも時折噴出している。

第2次世界大戦後は、1972年5月に日本へ復帰するまで沖縄は27年間アメリカの統治下に置かれた。

その間に多数の米軍基地が建設され、現在ではその面積は沖縄県の約8%を占めている。

米軍基地があるために沖縄では各種の不都合が生じており、そして在日米軍がしばしば事故や性犯罪などの問題を起こすことも相俟って、沖縄県民の間には強い反米感情もある。

※高速道路を走っていると「流れ弾注意 グリーンベレー訓練中という看板があったりする。

注意すべきなのは、車を運転している我々ではなく、流れ弾を出す米軍の方だと思うが。

日本復帰以降も、沖縄では観光以外に競争力のある産業が育たず、日本で一番失業率が高い状態が長年続いている。

県民性

沖縄は地理的にも日本本土から遠く、かつては別の国だったこともあり、言葉や文化、見た目も本土の日本とはかなり違う。

沖縄県民たちは、背は低いが、顔の彫りが深く、美男美女たちが非常に多いのが特徴だ。

県民の性格は、明るく楽天的、とてものんびりしており、温和で、実に感じが良い。

そして家族や地域とのつながりがとても強く、郷土愛は日本一だ。

ただ、沖縄県民は大ざっぱでルーズでもあるので、(日本人としては珍しく)待ち合わせの時間には大体遅れて来る。

お金に対する感覚も緩い。

できれば仕事をせずにゆったりと暮らしたいと本気で願っていたりするほど上昇指向に乏しく、厳しさにも欠けている。

※沖縄では女性の方が強くてしっかりしている。

まあ、全てが東南アジアっぽい感じだ。

県民たちの一人当たり所得は日本一低く、失業率と離婚率は日本一高いが、心が豊かな人々がストレスなく暮らしている。

お勧め・特筆事項

沖縄を訪れる際は、季節/タイミングが非常に重要だ。

具体的には、「ピークを外す」「天候が良い時期を選ぶ」という2点を心がけたい。

ピーク期間

日本人が夏休みを取る(7月下旬〜8月末)がピーク期間だ。

中でもお盆(8月13日〜15日)の前後1週間くらいは、社会人を含む大多数の日本人が休みを取るので、沖縄は大混雑する。

航空券やホテルなどの料金も通常時の2〜4倍になってしまうし、そもそも予約が出来ない可能性が高いので、出来ればこの時期は外した方が良い。

その他、日本のちょっとしたホリデーシーズンである「正月休み(12月31日〜1月3日)」「ゴールデンウィーク(4月29日周辺〜5月5日周辺)」「シルバーウィーク(9月15日周辺+9月23日周辺)」も旅行客が多いので、避けた方が良いだろう。

天候が良い時期

どこに旅行するのでも天気が良いのに越したことはないが、特に沖縄旅行では天候が重要だ。

雨とか曇りだったりすると、海は青くならず、ちっとも綺麗でない。

そうなると海/ビーチの良さや楽しさは95%くらい失われてしまう。

5月上旬〜6月中旬は梅雨で、よく雨が降る。

冬(12~2月)も、曇りや雨の日が非常に多い。

そして最悪なのは台風だ。

台風が来ると飛行機は全て欠航になる。

君は島に閉じ込められることになり、旅行の計画も大幅に狂ってしまう。

台風は大体7〜9月にやってくる。

※7〜9月に訪れた場合、君の滞在時に台風が来る確率は例年通りならば20%くらいだ。

上記より、3月〜4月、6月下旬から7月上旬、9月中旬〜11月上旬 が天候も良く、料金も安いので沖縄旅行をするのにお勧め出来る時期となる。

沖縄へのアクセス

日本国外からのアクセス

アジアの6カ国・地域(韓国・中国・シンガポール・タイ・台湾・香港)の15都市との間に航空路線がある。

就航都市、時刻表、利用できる航空会社については以下を参照してくれ。

日本各地からのアクセス

基本、飛行機一択だ。

鹿児島からフェリーもあるが、片道約24時間もかかり、料金も安くないので、全くもってお勧めできない。

飛行機

日本国内の主要な約30都市との間に航空路線がある。

運行頻度に関して言うと、東京(羽田・成田)へは1日約40便、大阪(伊丹・関西空港)へは約20便、福岡へは約20便と、多くの都市へかなりの頻度で飛んでいる。

就航都市、時刻表、利用できる航空会社については以下を参照してくれ。

※現状、以下のLCCが利用出来る。

那覇空港

[ スポットの詳細を見る ]

那覇空港からのアクセス

那覇空港は沖縄本島の西部にあり、那覇市内中心部からは約5kmと近い。

市内中心部へはゆいレールというモノレールで行くことが出来るが、その他のエリアにはバスやレンタカーでないと行くことが出来ない。

鉄道

ゆいレールは、「那覇空港」から那覇市内の中心部を通り、最終的には浦添市までを結んでいる。

6時から23時30分までの間、5〜10分に1本走っており、道路渋滞にも巻き込まれず、運賃も230〜370円と高くないので、君の目的地がゆいレールの沿線にある場合は利用すべきだ。

バス

那覇空港からのバスは、「一般の路線バス」「高速バス」「シャトルバス(主だった複数のエリアに行く)」、「リムジンバス(主だった複数のホテルに行く)」の4種類ある。

乗り場やバス路線に関しては以下を参照してくれ。

「一般の路線バス」をうまく乗りこなすのは難しいが、下記のサイトで君の目的地を入れれば、どのバスに乗れば良いかや時刻などがわかる。

君の行き先が西海岸沿いにあれば、バスはかなり使える。

「シャトルバス」「リムジンバス」「高速バス」のほとんどが、西海岸沿いのメジャーな場所(人気のビーチや「沖縄美ら海水族館」など)に停まりながら北部まで行く。

全て合わせるとかなり頻繁に発着している。

高速バス

北部エリアへ行く高速バスが複数ある。

名護に行く111番のバスと、「沖縄美ら海水族館」に行く117番のバス、運天港まで行くやんばる急行バスを合わせると大体1時間に1〜3本程度ある。

詳細情報は以下。

「シャトルバス(主だった複数のエリアに行く)」の運行頻度は1時間に1便程度。

詳細情報は以下。

「リムジンバス(主だった複数のホテルに行く)」の運行頻度は1日あたり2〜5便くらいしかない。

詳細情報は以下。

タクシー

那覇空港から市内中心部(国際通り)までは大体12〜15 分で、料金も1,200円程度だ。

君が複数名で、行き先が市内中心部であれば利用した方が良いだろう。

沖縄本島内のアクセス

那覇市内の中心部はモノレールやタクシーなどを利用して容易にアクセスが出来る。

が、鉄道がない沖縄の場合、郊外や他のエリアに行く場合はレンタカーがないと非常に不便だ。

※レンタカーがなければ、食事やショッピングに便利な国際通り付近のホテルに宿泊することを強くお勧めする。

バスもあるが、便数が少ないし、結構料金が高いので便利/快適とは言い難い。

※なお、以下はバスを使った移動する場合に非常に役立つサイトだ。

なので可能であれば、レンタカーを借りることを強くお勧めする。

沖縄での車の運転に関しては以下のような特徴がある。

<良い点>

  • 高速道路の料金が日本の中では一番安い。
  • 運転しやすい(※道路の状態が良い、道の数が少なく迷いにくい、自転車がほとんど走っていない)
  • ほとんどの観光地の駐車場はタダ。

<悪い点>

  • 那覇市内は渋滞が多い(※特に朝晩の国道58号の那覇方面行き)
  • 那覇の中心街は、朝晩はバスやタクシー優先の交通規制があり、一般の車は通れない。
  • 道路が滑りやすい(※道路に石灰岩が含まれているためだが、特に雨で路面が濡れるとより滑りやすい)。

レンタカーを借りる場合の注意事項

沖縄のレンタカーの需要は強い。

よって、事前に予約しておくべきだ。

そうでないと高い確率で借りることが出来ないし、レンタル料金も割高になる。

以下は、多言語で予約することが出来るレンタカーの比較サイトだ。 ※値段も他のサイトよりも安いことが多いのでお勧めだ。

あと、日本の連休や夏のピークシーズンなどの場合は、非常に時間がかかるので、那覇空港でレンタカーを借りるのを避けた方が良い。

※数時間(!)かかることがある。

客が多いと「レンタカー店までの送迎バスの待ち時間」と「レンタカー店での受付待ち時間」が異常に長くなる。

そしてレンタカー店までの送迎バスの乗車場は空港の外にあるので、夏は暑くて地獄だ。

そこでケースに応じた裏技を1つずつ教えよう。

  1. 到着日にレンタカーを借りたい場合
    那覇空港では借りず、市内の中心部にあるレンタカー店まで、ゆいレールやタクシーなどを使って自力で移動して車を借りる。
    これだと「レンタカー店までの送迎バスの待ち時間」はなく、移動時間も10〜20分程度で済む。
    これらのレンタカー店では客数も比較的少ないので、当然「レンタカー店での受付待ち時間」が非常に少なくて済む。
    ※「おもろまち駅」からすぐのところにある「Tギャラリア 沖縄 by DFS」の中には7つの会社のレンタカー店があり、便利だ。
  2. 初日はレンタカーを利用しなくても良い場合
    初日は目的地(那覇市内や西海岸リゾートなど)にリムジンバスなどで直接行き、次の日の朝に目的地の近隣にあるレンタカー店で借りる。
    これだと待ち時間はほぼ0だ。
    初日に空港で借りた場合、数時間しか乗らないのにまるまる1日分のレンタカー代金・保険料・駐車場代を取られてしまうが、このケースだとそれがないのでお金の節約になるというメリットもある。

レンタカーを借りないで沖縄本島を回りたい場合

色々な場所を巡るバスツアーをたくさんの旅行会社が催行している。

値段も非常にリーズナブルなので、レンタカーがない場合は利用することをお勧めする。

「Okinawa bus tour」でググればたくさんヒットするが、参考までいくつかのwebsiteを以下で紹介する。

観光

沖縄本島は、縦(南北)に細長い島だ(※形はちょっとニュージーランドに似ている)。

北端から南端までは約150kmもあり、観光スポットが点在しているので、隣接しているエリアの街やスポットをなるべくまとめて回った方が移動の時間ロスを少なく出来る。

※那覇市は沖縄県の中では西南側に位置する。

北から順番にエリアを分けると以下のようになる。

エリア毎の特徴も同時に記す。

北部

沖縄で一番自然が豊かで海が綺麗な地域。

  1. やんばるエリア
    ※記載コンテンツはないが、世界自然遺産に登録されているエリアで、沖縄で一番自然が豊か。
    自然体験(マングローブでのカヌー/カヤック、トレッキング)などを楽しむことが出来る。
  2. 沖縄美ら海水族館エリア
    沖縄美ら海水族館、
    今帰仁城跡
    古宇利大橋、古宇利島、ワルミ大橋、備瀬
  3. 西海岸エリア
    万座毛、残波岬、真栄田岬、部瀬名岬

中部

米軍基地が多く、アメリカ的な雰囲気がする場所が多い地域。

勝連城跡、海中道路

美浜アメリカンビレッジ、イオンモール沖縄ライカム

南部

沖縄県の経済・文化・政治の中心である那覇市があり、郊外には記念館やテーマパークなどが多数ある地域。

  • 那覇市内+周辺
    かなり都会的な地域で、便利かつ賑やか。
    首里城、識名園
    国際通り、牧志公設市場、Tギャラリア 沖縄 by DFS(T Galleria Okinawa by DFS)、PARCO CITY
  • 南部郊外エリア
    斎場御嶽、平和祈念公園
    ニライ橋・カナイ橋、知念岬公園
    沖縄アウトレットモールあしびなー

グルメ

沖縄は、日本の他の地域に比べると食材や料理法がかなり違い、正直言って味のレベルは落ちる。

沖縄料理は、豚肉や海藻、豆腐を多く用いるのが特徴の一つだ。
伝統的な沖縄料理は、地理的に近い薩摩(現在の鹿児島県)料理と福建系の中華料理(台湾料理を含む)から強く影響を受けており、そしてアメリカの占領下に27年間あった影響で、ステーキやハンバーガーなどアメリカンな料理も定着している。

なお、沖縄では、獲れる魚介類が日本本土や北海道のものと比べ、水っぽく美味しくないためか、魚料理はあまり発達していない。

※沖縄県の一人当たりの魚介類消費量は日本最下位

米を原料とする泡盛は、沖縄特産のアルコールで、アルコール度数は30%くらい。

安価で日常的な酒として沖縄県民に広く親しまれている。

スーパーやコンビニなどでも売っており、またほとんどのレストランで楽しむことが出来る。

なお、泡盛は日本最古の蒸留酒であり、これが薩摩に伝わって焼酎となった。

その他、B級グルメでは、麺類の沖縄そばが日本全国で有名だ。

あっさりしており、美味しいので是非試してくれ。

「沖縄そば」は、メニューに入っている店が沖縄県だけで2,000軒以上あり、1日に150,000〜200,000杯も食べられているという、沖縄を代表する“ソウルフード”だ。

大体1杯500〜700円くらいで食べることが出来、美味しくてさっぱりしているので、大いにお勧めしたい。

「沖縄そば」は、そばと言っても普通の「日本そば」とは違い、麺に蕎麦粉が一切使われず、小麦粉のみで作られる。

そして麺には鹹水や灰汁)が加えられるなど製法的にはラーメンと同一だ。

ただし、「スープが豚骨や鰹節から作られた透き通った薄味かつ和風のものである」という点と「ゆで上げた麺に油を塗し自然に冷却させる」という点がラーメンとは違う。

トッピングは、豚の三枚肉、かまぼこ、葱、紅生姜などが一般的だ。

※なお、トッピングの肉が「ソーキ」の場合は「ソーキそば」というと別の名前で呼ばれる。

 

「沖縄そば」の歴史を少し語ると以下のようになる。

14〜15世紀に明から伝わった中華麺が「沖縄そば」の起源となったが、当時は大変高級な食べ物で宮廷料理であった。

小麦粉が一般的に使われるようになった20世紀初頭から専門店がいくつも出来、第二次大戦後は一般の人々の間で人気を博すようになって現在に至る。

お勧め・特筆事項

「沖縄そば」を食べることが出来る店は沖縄県だけで2000軒以上と、至る所にあり、夜遅くまでやっている店も多いので、手軽に楽しむことが出来るだろう。

「沖縄そば」は地域によっていくつかのバリエーションがあるので、沖縄本島以外を訪れた場合はトライしてくれ。

代表的なものは「八重山そば」と「宮古そば」、「大東そば」だ。

  • 八重山そば
    八重山そばは、石垣島など沖縄県の八重山地方で食されている沖縄そばである。
    「麺が細めで丸く、縮れのないストレート」、「スープが通常の沖縄そばに比べるとやや甘め」、「トッピングに細く切った豚肉とカマボコを使う」などの特徴がある。
    ピパーツ(假荜拔)という香辛料を好みで入れて食べる。
  • 宮古そば
    宮古そばは、沖縄県の宮古島とその周辺の島々で食べられている沖縄そば。
    「細めでストレートの平麺」、「スープがすっきりとした鰹出汁」であることが特徴だ。
    途中でカレー粉を振りかけ、味を変えて食べたりもする。
    なお、伝統的な盛り付けでは、「贅沢なものは食べてない」と周りに思わせる目的で肉などの具材を麺の下に隠す。
  • 大東そば
    沖縄県の南大東島に由来する沖縄そば。
    「麺が太く、不揃いで縮れており、コシが非常に強い」のが特徴だ。
    スープはあっさりしている。

ショッピング

日本の他の大都市と比べると沖縄はショッピングの魅力には欠ける。

土産物は、市内中心部の「国際通り」に、ブランド品は、アウトレットモールやDuty freeショップに、 その他一般的なものは、郊外の大規模モールに行って買うと良いだろう。

国際通り

[ スポットの詳細を見る ]

沖縄アウトレットモールあしびなー

ショップ数は、国内外ブランドで約100と、規模はあまり大きくないが、 「ARMANI」、「BURBERRY」、「GUCCI」、「Salvatore Ferragamo」などのスーパーブランドや、一流ブランドのショップも多 […]

[ スポットの詳細を見る ]

Tギャラリア 沖縄 by DFS

面積10,000㎡と、日本にある免税店の中では最大の施設で、LVMHグループが運営している。 LVMHがやっているだけあって、施設は綺麗でスタイリッシュかつラグジュアリーだ。 ファッション・ジュエリー・時計・コスメティッ […]

[ スポットの詳細を見る ]

郊外の大規模モールでは、中部の中頭郡にある「イオンモール沖縄ライカム」 と 那覇市の北隣、浦添市にある「PARCO CITY」の二つが規模も大きく、品揃えも充実している。

泊まる

以下のシーズンやタイミングはホテルが非常に取りにくい。

  • 夏/日本の学生たちの夏休み期間中である7月下旬〜8月末がピーク。
    その中でも8月10日くらいから8月15日くらいまでの「お盆休み」は社会人も休みになるので、更に混む。
  • 休暇時期/日本全体で1週間程度の中期間の休みがある4月末〜5月初旬の「ゴールデンウイーク」と「年末年始」も非常に混む。
    「※お盆休み」「ゴールデンウイーク」「年末年始」の期間は、ホテルの料金が閑散期の倍以上になるので、可能であればこの時期に沖縄に行くのは避けた方が良い。

宿泊にお勧めの場所

  1. 中心部(国際通り)周辺
    グルメやショッピング、ナイトライフを楽しみたいのであれば、ここ一択だ。
    ホテルも、高級なものからゲストハウスのようなリーズナブルなものまで多数揃っている。
  2. 西海岸/名護〜北谷
    エメラルドグリーンの綺麗な海が広がり、マリンレジャーが充実している北部と中部の西海岸沿いには、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」「ハレクラニ沖縄」「ザ・ブセナテラス」「星のや沖縄」など五つ星の高級ホテルが多数ある。
    ※特に恩納村・名護エリア リゾート気分を満喫したいなら、このエリアに宿泊することをお勧めする。

エンターテインメント

ナイトライフ

沖縄でナイトライフを楽しむならば、那覇市のメインストリート「国際通り周辺」だろう。

通りとその周辺には、夜遅くまでオープンしているバーやレストラが多く、クラブもいくつかある。

国際通り

[ スポットの詳細を見る ]

クラブ

club epica

【特徴】沖縄県内最大のクラブで、メインフロアの他にhiphopやハウス専用のフロアもある。日本でも独特の沖縄の音楽文化を象徴して沖縄の音楽がかかることもある。女性専用エリアや女性限定でフルーツやスイーツの無料ブッフェもあ […]

[ スポットの詳細を見る ]

G+ Okinawa

【特徴】LEDを多用した派手な照明や重低音の効いた音響装置が評判だ。地元のクラバーだけでなく、県外や外国からの観光客にも人気がある。沖縄のほとんどのクラブと同様に、女性は沖縄独特の蒸留酒、泡盛が無料だ。 【ジャンル】Al […]

[ スポットの詳細を見る ]

JGBT

沖縄最大の繁華街である「国際通り」の東端、ゆいレール「牧志駅」西口にも面した歓楽街、桜坂にゲイバーなどが約30店舗ある。

ほぼ全ての店が外国人客もwelcomeなので目についた店に入ってみろ。

※その結果、君が何らかのトラブルに巻き込まれてもこちらは関知しない。

以下でゲイバーなどの所在地がわかる地図のリンクを貼るので参考にしてくれ。

以下のサイトにもバーなどの情報がコンパクトにまとめられている。

広島県

前の記事

広島
北海道

次の記事

札幌